ジェネックスパートナーズ|シニア・マネージャー(現パートナー) 井田様
Post Date:
2020-01-21 /
Category:
戦略, 独立系, 女性,
本日はジェネックスパートナーズ、シニア・マネージャー(現パートナー)の井田 智絵様にインタビューの機会を設けていただきました。プロジェクトや働き方などについて詳しくお伺いしました。
ご経歴と過去の転職経験について
EL
今までのご経歴と過去の転職のご経験を教えてください。
井田様
新卒では総合系コンサルティングファームに入社しました。入社数年後にIT企業に買収されたことから転職を考え、ジェネックスパートナーズに入社しました。ジェネックスパートナーズを選んだ理由は、最後まで実行を支援しきれないプロジェクトにどうしても違和感があったためであり、再度大手コンサルティングファームに転職するより、活動の実行・定着支援にこだわり、携わることができるジェネックスパートナーズの方が面白いと感じたからです。30歳を過ぎたころに一度会社を辞め、人事・組織領域やブランディング領域に特化したコンサルティング会社を経験した後、再度ジェネックスパートナーズに復帰しました。復帰した理由は、ひとつの分野に特化するより、総合的な実行支援ができるジェネックスパートナーズの方がクライアントのためになると改めて感じたためです。一度勤めたこともあり、とても良い会社なのがわかっていたので、戻るならここだと感じていました。
EL
総合系コンサルティングファームと御社との違いはありますか。
あるとすれば、それはどのような点ですか。
井田様
違うところは多いと感じています。先にお話しした定着までの支援のこだわりもその一つです。また、弊社の特徴である、決まった型にとらわれず、案件ごとにベストのソリューションを考えていけるというのも、他ファームと異なる点だと思います。例えば、私が以前在籍していた総合系ファームでは機能別に縦ラインの組織が編制されているため、機能毎にソリューションの型が決まっていて、進め方やツールが標準化されていました。その点、弊社のクライアントへのサービス提供の仕方としては、あくまでクライアント企業の戦略から実行までの全体最適を考えており、戦略をどう進めるかを考える過程で機能がどうあるべきかを考えます。そのため、開発やマーケティング、営業、物流などの主要バリューチェーンの他、人事やITなどのサポート部門まで、どのような機能がでてきても対応することが前提となりますので、そこを統合し経営やビジネスの全体像を捉えて考えられるところが大きく違うと感じる点です。
また、上記のようなサービス提供をしていることから、他ファームに比べて機能別に振り分けられることもなく、自分のやりたいことが幅広くできるというところも違いだと思っています。
EL
大手ファームと比較して、クライアントの規模などに違いはありますか。
井田様
クライアント規模についてはほとんど変わりません。業界トップの会社から、中堅の会社へのご支援も行っており、バラエティに富んでいると言えると思います。
対応するクライアントのレイヤーについてはむしろ高くなったという印象です。総合ファーム時代では機能部門のトップと討議することはありましたが、ジェネックスパートナーズでは中期経営計画の策定や新規事業立ち上げなど企業戦略に関わるプロジェクトも多々ありますので、経営層と討議をして進めていくことも多いです。
プロジェクトについて
EL
直近のプロジェクトを教えてください。
井田様
企業全体で動いているプロジェクトには、エコシステムの構築などビジネスモデル自体の変革や、デジタルトランスフォーメーションがあります。また、成長につながる働き方の改革や、コーポレートプランニングなどもあります。他にも、経営の意思決定を強化するための経営管理手法の導入や、工場などにおける個別オペレーションの現場改善といった規模感のものもあります。
EL
これまで携わった印象的なプロジェクトを教えてください。
井田様
どれも本当に印象的で甲乙はつけられません。しかし、近年のビジネスモデル変革やデジタルトランスフォーメーションは、今までのソリューションと違い、何が正解とか、何がベストプラクティスかという情報が少ない中で、クライアントにとってのベストは何だろうということを考えるので、チャレンジングだと思います。また、AIやビッグデータなどは、どう使えばもっと良くなるか、という点がまだ手探りの状態です。その中で、試行錯誤しながらクライアントにとっての新しい価値創造の方法を考えるのは、やりがいがあります。最終顧客のペインを解決する提案だけではなく、最終顧客が気付いていないゲインをどう提供すべきか、というような議題をクライアントと徹底討議します。問題の解決だけでなく、新規事業開発のように新しい価値を創造し、継続的な成長に必要な次の一手をゼロベースで考えるといったプロジェクトは、やはり解が最初からないのでチャレンジングですね。
働き方について
EL
御社での働き方の特徴について教えてください。
井田様
一言で言うと、自由です。法的に規制される最低限のラインを守りさえすれば、自分がその時に一番力を発揮できる場所で仕事をしていても大丈夫です。私も集中モードの時は、社内にこだわらずに外に出ていることが多いです。
コンサルタントは、クライアントに求められる解を、必要な品質で提出期限内に出す、という基本がきちんと守られてさえいれば、その進め方は本人に委ねられるのだと思います。
EL
男女の人数がほぼ同数であることを実現できているのは、長期的に働きやすい環境だからでしょうか。
井田様
そうですね。制度面では、産休育休制度はもちろんですが、時短勤務など、各自のライフイベントに合わせて仕事のボリュームを調整することも可能です。
EL
入社された方への研修制度について教えてください。
井田様
コンサルティング業務が未経験の方には、1年をかけた研修プログラムが組まれています。1ヶ月に数日間の研修や、英語研修もしっかりと用意されています。コンサルタントに必要とされる目的志向の思考力を学びますし、その思考を構造化し、クライアントに納得感を持って伝えるためのロジカルシンキングや、ドキュメンテーションスキルなど、コンサルタントが最低限身に着けるべきことをしっかり網羅しています。
求める人物像について
EL
求める人物像を教えてください。
井田様
求める人物像としては、やはりクライアントを第一に考えられる人です。辛い時も楽しい時もクライアントと一緒に笑って泣いているし、時にはクライアントのために厳しい意見をぶつけることもあります。必要なことをしっかりと伝えることは、クライアントのことをちゃんと思っていないとできません。そういう意味で、クライアントのことを第一に考えて一緒にプロジェクトを進められる人というのが重要だと思っています。
加えて、型にはまらない人の方が合っています。ジェネックスパートナーズでは決まった提案書やストーリーの型があるわけではなく、その都度クライアントとやり取りしながら決めていきます。解答も決まったものはなく、ゼロベースからしっかり考えなければならないことが多いです。そのため、型にはまらず、答えがない課題にも楽しくチャレンジしていける人の方がいいと思います。
EL
最後に、お読みになっていただいている求職者の方に一言お願いします。
井田様
迷っているならジェネックスパートナーズに寄ってみてください。すごく良い世界を見せてくれる会社だと思います。私も若い時は、どのようなコンサルタントになりたいか、というクリアなビジョンが作れていませんでした。そういう人こそ、ジェネックスパートナーズという会社でさまざまな経営層・現場と接し、視野を広げ一緒に成長しながら、自分のコンサルタントとしてのあり方を一緒に考えて頂ければと思います。
企業プロフィール
Profile
株式会社ジェネックスパートナーズ
この企業の詳細情報-
井田 智絵 様
シニア・マネージャー(現パートナー)
内資系・外資系のコンサルティングファームで、戦略立案、オペレーション・エクレセレンス、マーケティング/ブランディング、 チェンジ・マネジメントなどの領域において実行・定着に至るまで多岐に渡るプロジェクトに従事。コンサルタントとして18年以上の経験を有する。 ジェネックスパートナーズでは、ビジネスモデルチェンジ、デジタルトランスフォメーションなどクライアント企業の変革支援を中心にリード。