SIerからコンサル業界への転職事例 メリット・求人も紹介
Post Date:
2022-10-21 / Update-date:
2023-07-06 /
Category:
キャリア・働き方特集
SIerの人材の需要は高く、転職は活発に行われています。ここではSIerの転職理由や転職の際の注意点などをご説明します。
- SlerからITコンサルタントに転職した事例
- SIerからの転職体験談
- SIerからITコンサルタントへ転職するメリットとは?
- コンサルタント転職後に活かせる経験・スキル
- SIerの転職理由とは?
- SIerからの転職によくある失敗・問題点とは?
- SIerが転職で準備・注意したいポイント
- SIer出身の方におすすめのコンサルティングファーム求人
- まとめ
- 関連記事一覧
SlerからITコンサルタントに転職した事例
当社で支援したSIerからITコンサルタントへの転職の体験談になります。参考にして頂ければと思います。また、ITコンサルタントへの転職を考えている場合、豊富な実績を有しておりますので、是非お声がけ頂ければと思います。
《参考》
▶自治体基幹システムのパッケージ開発を行う地方ベンダーよりアクセンチュア株式会社のITコンサルタントへ
▶大手システムインテグレーターのエンジニアよりKPMGコンサルティング株式会社のマネージャーへ
▶SIerより株式会社マネジメントソリューションズのITコンサルタントへ
▶より多くの企業の経営を支援したいとの思いから、アクセンチュア株式会社のシステムコンサルタントに転職
SIerからの転職体験談
国内大手SIerのクラウド保守運用から大手日系総合ファームのITコンサルタントに転職したAさん
転職者の方のステータス
仮名:Aさん
年齢:27歳
職歴:国内大手SIer クラウドSE → 大手日系総合コンサルティングファーム ITコンサルタント
学歴:名門私立大学
コンサルに転職しようとした動機
一番の動機は、IT業界でさらに活躍する人材を目指そうと考えたときに、今よりも上流工程で幅広い業界に携わる経験が必要だと感じたためです。現職の仕事は担当しているシステムに関する知識や経験は深められるものの、他のシステムを扱う機会がなく、変化の大きな今の時代にはもっと応用の利くスキルを身につけるべきだと考えました。他にも、評価の面でより高いモチベーションで働きたかったということもあります。
転職先の志望軸
IT人材として成長するための転職であったため、まずITコンサルタントに絞ることに決めました。その中でも、幅広く経験が得られるということを志望軸にしました。一口にITコンサルタントと言っても、企業の課題解決のために幅広いテーマを扱うところもあれば、特定のテーマに特化しているところもあります。私は多様なテーマを扱う大手総合コンサルで、多くのプロジェクトに携われる可能性の高いポジションを志望しました。
また、成果が評価される環境でありつつ、ある程度のワークライフバランスが保てることも重視しました。というのも、家族と過ごす時間が極端に少なくなってしまうことは避けたかったためです。そのためコンサルの中でもワークライフバランスのとりやすい日系コンサルに絞って転職活動することにしました。
内定までの過ごし方
転職を考え始めて最初にしたことは転職サイトへの登録です。また、口コミサイトにも登録して色々な会社を見てみたりもしました。そうした中でコンサルへの志望度が高くなり、何社かのコンサル転職エージェントさんに話を伺い、最も自分にマッチしていると感じたエグゼクティブリンクさんにお願いすることにしました。具体的にマッチしていると感じた点は、エージェントの方がこちらのどんな相談でも親身に聞いてくださった点と、各コンサルティングファームの特徴を分かりやすく比較してくださった点です。
エージェントの方には、各ファームの採用動向や特徴などを詳しく説明いただいたことに加えて、企業の開催している説明会やセミナーへの参加も勧めていただき、現職の合間を縫って可能な限り積極的に参加しました。この期間は志望先をよく検討できただけでなく、業界研究にもなったためとても有意義だったと感じます。また、Webテストも新卒でやって以来だったため、オススメの参考書を教えていただいて、そちらをもとに対策を進めました。
情報収集が進んで志望群が絞れてくると徐々にエントリーを始めるようになりました。書類作成についてはフォーマットを提供していただき添削もしていただいたため、新卒のときと比べてかなりスムーズに行うことができたと感じています。
またエージェントの方に面接対策もしていただきました。はじめはSEとITコンサルの違いを意識して話すことに苦労しました。頭ではわかっていても、どうしてもこれまでやってきたことベースで話をするとSEとしての立場になりがちで、ITコンサルとしてどう活躍していけるかというアピールに繋がらなかったという点です。実際、初めの頃に受けた面接は軒並みうまくいかず、現職も忙しい中でしたので、かなりの挫折感だったことを覚えています。
しかしながら面接の直後に取ったメモをもとにフィードバックをしていただいたり、模擬面接をしていただいたりすることで、少しずつ自分の思考の癖に気づいて修正することができるようになり、何を話せばよいかも掴めるようになってきました。面接対策を初めてから2~3カ月ほどでかなり自信を持って面接に臨めるようになったという体感です。
結果的に第一志望に内定をもらうことができましたが、これは情報収集と面接対策の時間を十分に確保できたためだと感じています。
SIerからITコンサルタントへ転職するメリットとは?
年収UPが見込める
1つ目のメリットは、SIerからITコンサルタントへの転職では年収を上げられるということです。調査により金額には差が出ますが、SIerの平均年収よりもITコンサルタントの平均年収の方が100万円以上高いというデータが多くあります。ITコンサルタントは顧客へのプレゼンテーション能力やIT知識全般の幅広い知識が高いレベルで求められることもあり、必要なスキルが高い分、平均年収は高いと言えるでしょう。
最上流のビジネスを学べる
2つ目のメリットは、最上流のビジネスを学べるということです。ITコンサルタントは顧客の課題を抽出するために、代表取締役やCTOといった経営層に対してヒアリングやプレゼンテーションを行います。そのためクライアントの経営層と一緒に仕事をすることになるので、最上流のビジネス経験を積むことが可能です。
SIerであれば30歳を超えてから任されるような上流での設計業務やクライアント折衝の業務を20代で経験することができます。若いうちから最上流のビジネスを学ぶことで、今後のキャリアを考える際にも大きな経験となるでしょう。
多くのキャリアパスにつながる
3つ目のメリットは多くのキャリアパスにつながるということです。ITコンサルタントのネクストキャリアとしては、ファーム内での昇進を目指したり、他のコンサルティングファームへ転職したり、事業会社への転職を決めたりする人もいます。その他のキャリアとして、自分で起業する人も多いです。ITコンサルタントに転職することで今後のキャリアにおける選択肢が広がると言えるでしょう。ITコンサルタントへの転職を考えている方は、その後のキャリアについても具体的に考えておくことが転職活動を成功させるポイントになるでしょう。
コンサルタント転職後に活かせる経験・スキル
SIerから異業種へ転職する際にはそれぞれ必要なスキルや経験が異なります。以下では、「自社開発エンジニア」「社内SE」「フリーランス」「ITコンサルタント」へ転職する際に必要なスキルや経験を紹介します。
自社開発エンジニアへの転職
・必要なスキル
自社開発エンジニアになるためにはプレゼンテーションスキルが必要です。エンジニアに質の高いプロダクトを作ることが求められますが、どれほど質の高いサービスを作っても相手にその魅力が伝わらなければ意味がありません。相手に納得してもらうための説明をする上でもプレゼンテーションスキルは必須のスキルだと言えるでしょう。
・必要な経験
エンジニアとしてのプログラム経験が2〜3年あることが求められます。自社サービスに携わるエンジニアは、サービスの企画設計から実装までの全ての工程を一気通貫で行います。そのため、エンジニアとしてコードを書いた経験がないと自社開発エンジニアになるのは難しいでしょう。またSIerではjavaやC♯などの言語を使いますが、Web業界ではPythonやrubyなどの異なる言語を使うことが多いと言われています。
社内SEへの転職
・必要なスキル
社内SEは外部にシステムを発注する際に、取引先企業とのプロジェクトの進捗管理などを担当することも多いため、IT全般の広い知識と専門スキルが求められます。また最新技術を取り入れることで作業の効率化を目指すこともあり、最新技術に関する知見なども必要です。
また社内SEは自社の他部署の人たちと連携を取っていく必要があり、コミュニケーション能力の高さが求められます。他部署の人たちと円滑なコミュニケーションを図るためには事業に対する深い理解などもあるとよりスムーズなコミュニケーションが取れるでしょう。
・必要な経験
社内SEはプロジェクトを進めていくなかで、多くのメンバーを巻き込んで業務を行っていく必要があります。そのため、マネジメント経験があると非常に重宝されるでしょう。SIerでの業務の中でもマネジメントが必要な場面もあるため、SIerでの経験が活かせる部分かもしれません。
フリーランスへの転職
・必要なスキル
フリーランスとして仕事をしていく上では自分自身で仕事を獲得していく必要があるため、高い営業力が求められます。人脈を作って案件を獲得していくことも重要なため、コミュニケーション能力も必要とされるでしょう。
また、全ての仕事を自分で管理していく必要があるので、自己管理能力の高さも求められます。体調管理やタスク管理などはもちろんですが、売上なども自分自身で管理する必要が出てきますので、財務面での知識も求められるでしょう。
フリーランスはスキルによって単価や獲得できる案件が違ってくるので、勝負できるスキルを持っている状態でチャレンジすることをオススメします。
・必要な経験
フリーランスとして独立するためには汎用性の高いプログラミングの経験を持っていることも重要です。JavaやPHPなどの言語はさまざまな企業で使われているので、オブジェクト指向言語での開発経験が最低2〜3年ある方が良いでしょう。
ITコンサルタントへの転職
・必要なスキル
ITコンサルタントは多くの人と関わりながら業務を進めていくことが多いため、クライアントを説得させるためにプレゼンテーション能力やクライアントからの要望を正確にキャッチするためのヒアリング能力などが求められます。
またITコンサルタントはクライアントが抱えている課題に対して具体的なソリューションを提供し相手に納得してもらう必要があります。相手に納得してもらうための解決策を考えるためには高いレベルの論理的思考力が必要となるでしょう。
・必要な経験
ITコンサルタントとして大きなプロジェクトに関わることになれば、役割やスキルが異なる多くのメンバーが関わることになります。そのようなメンバーをまとめ上げ、円滑にプロジェクトを推進していくためのマネジメント経験が求められます。SIerでプロジェクトリーダーやマネージャーとしての経験を積んでいれば、その経験を生かすことができるでしょう。
また、ITコンサルタントには豊富なビジネス経験が必要です。ITコンサルタントとしてアドバイスや提案を行う先の企業の業種や業界は多岐にわたります。担当する業界や業種の知識がなければクライアントからの信用を獲得することはできません。さまざまな知識や知見が総合的に求められますので、ビジネス経験を多く積んでおく必要があるでしょう。
SIerの転職理由とは?
SIerの転職理由はさまざまですが、上流工程SIerと下流工程SIerでは転職理由も大きく変わってきます。「上流工程SIer」の場合、クライアント折衝や委託企業のエンジニアのディレクションがメインになってしまい、エンジニアとしてプログラミングの経験が積めないことにネガティブな気持ちを抱く人もいます。「下流工程SIer」の場合、受託している業務に対して人が足りておらず、激務になってしまうケースもあります。三次、四次と下流の工程になっていくにつれて、納期も短くなることが多いです。そのような業務環境を変えたいと考える人で転職を考える人も多いようです。
上流工程SIerの転職理由
上流工程SIerの転職理由は大きく分けて3つあります。
・プログラミングなどのスキルが磨けない
上流工程SIerの場合、メインの開発業務は二次・三次請けなどの会社に委託するケースが多く、エンジニアとしてプログラミングをする機会が少ないと言われています。IT技術者としてのスキルを磨きたいと考えている人の中には転職して、プログラミングなどのスキルを身につけたいと考えている人も多いです。
・クライアントコミュニケーションやエンジニアのディレクションに疲弊してしまう
上流工程SIerの業務は、クライアントへのヒアリングを行ったり、システムに必要な機能を定義するための用件定義やシステム設計をしたりすることが多いです。そのため、クライアントとのコミュニケーションをとる機会が多く、その業務に疲れてしまう人がいるようです。またエンジニアのディレクション業務がメインになる場合もあり、実務ができないことに対して不満を持っている人もいます。
・開発設計や事業戦略など、より上流工程に携わりたい
上流工程SIerの中でも業務内容は違っており、より上流工程の仕事に携わりたいと考える人もいます。具体的には開発設計や事業戦略などの業務に携わりたいと考える人が多いです。大手のSIerになると一次請けであるため、受注単価も高いことから給与も高いケースが多く、それも転職理由の一つになっています。
下流工程SIerの転職理由
下流工程SIerの転職理由は大きく分けて3つあります。
・給与が低い
二次請け・三次請けの企業ではマージンが少なくなるので、上流工程SIerと比較すると給与が低い場合が多いです。また給与が低い理由としては、下流工程になるにつれて下請け企業が増えることで、人件費を低くすることで受託費を下げて差別化を図る企業が多いためです。現状の給与よりも高い給与がもらえる上流工程の会社への転職を考える人が多く存在します。
・新しい技術にチャレンジしにくい
三次請け・四次請けと下流になるにつれて、同じような単純な開発業務を受託することが増え、新しい技術にチャレンジできないケースがあります。技術力を高めたいと考えている技術者にとってはあまり良い環境とは言えず、転職を考える人がいます。技術者としてスキルアップしたい気持ちが強い人で、より多様な経験が積める会社への転職を考える人は多いです。
・下流工程の業務が多く、業務が多忙である
下流工程になるにつれて、短い納期で納品をしなければならない業務が多く、スケジュール的に余裕がなくなるケースがあります。また、受託している開発に対して人員が不足しており、一人あたりの業務量が多くなりすぎてしまう場合もあります。ワークライフバランスがとれない場合もあり、転職をすることで業務環境を見直したいと考えている人もいます。
目的別の転職理由
目的別の転職理由としては「業務環境を改善したい」「サービス開発に携わりたい」「年収をアップさせたい」の3つがあります。以下で詳しく解説します。
・業務環境を改善したい
業務が忙しくなる原因の一つには「クライアントワーク」の多さが考えられます。クライアントの都合に合わせて納期を設定しなければならないことも多く、業務が多忙になることがあります。
業務環境を改善したいと考えている人は、自社開発のエンジニアや社内SEへ転職するケースが目立ちます。自社開発とは自分の企業でWebサービスを展開しており、自社でエンジニアを持っている会社のことです。自社サービスなのでクライアントワークが発生せずに、スケジュールも自分たちでコントロールできます。
・サービス開発に携わりたい
外部のクライアントから業務を受託するのではなく、自社サービスの開発に携わりたいと考えている人は、自社開発のエンジニアへの転職が多くなります。
自社サービスの開発では多くの業務を自分たちで行う必要があり、アイディア出しや市場ニーズの調査、システム開発に至るまで全てのタスクに関わることができます。また自分が一から携わったサービスがどのようにユーザーに使われているのかという部分も見えやすく、やりがいを感じる人も多いでしょう。
・年収をアップさせたい
年収をアップさせたいと考えている人は、より上流工程のSIerやITコンサルタントへの転職を目指します。上流工程のSIerやITコンサルタントはシステム開発の知識だけでなく、クライアントへのプレゼンテーション能力なども求められるため、業務の難易度は高くなります。求められるスキルも高くなるので、平均年収は下流工程のSIerよりは高い場合が多いです。
また年収アップさせる方法の一つとしてフリーランスになるという選択肢もあります。フリーランスは直接クライアントと業務を行うことも多いので報酬が中抜きされることもありません。フリーランスになって独立して仕事をするためには高いレベルのスキルが求められますが、年収をあげたいと考えている人にはオススメの働き方と言えるでしょう。
SIerからの転職によくある失敗・問題点とは?
スキル不足
SIerから転職する際に、エンジニアとしての実務スキルが低かったり、幅広い領域のシステムに関する知識が不足していたりすると、転職活動がうまく進められない場合があります。
20代などの比較的若い年齢で転職をする場合は、スキルが高くなくてもポテンシャルを見て判断してくれるケースがあります。その一方で、30代以上になると即戦力になる人材が求められる場合が多く、高いスキルや経験を求められます。設計やディレクションなどの経験が豊富である場合などは、ITコンサルタントへの転職を検討してみるのも良いでしょう。
転職する際のよくある失敗例として、自分のスキルが転職先で求められているスキルを満たしていないというケースがあります。転職活動を始める前に自分自身のスキルをしっかりと棚卸しして、転職希望先の企業がどのようなスキルを求めているのかを見極めた方が良いでしょう。スキルのマッチングには転職エージェントを活用することも有効です。転職する前にさまざまな領域の仕事にチャレンジすることで、幅広いスキルや経験を身につけておきましょう。
経験やスキルをアピールできない
いくら幅広い経験や高いスキルがあったとしても、それを採用担当者にうまくアピールすることができなければ転職活動は成功しません。採用担当者がエンジニア出身でいろいろな情報をうまく汲み取ってくれる場合はいいのですが、企業によっては採用担当者がエンジニア出身ではないケースがあります。エンジニア業務について詳しく理解していない人に対して、わかりやすい言葉で今までの経験や持っているスキルについて説明することが求められます。
クライアントとコミュニケーションをとる場面が多くなる場合は、プレゼンテーション能力の高さも求められます。面接時に採用担当者に自分の経験やスキルをうまくアピールできないと、必要となるプレゼンテーション能力に疑問を持たれてしまうことも考えられます。自分の言葉で今までの経験を話せるようになるまで、面接対策はしっかりと行うようにしましょう。
給与が下がる場合がある
大手SIerからの転職を考えている人に多い失敗が、元々働いていた企業よりも給与が下がってしまうということです。技術者としてのスキルアップを目指し、スタートアップの社内SEに転職する場合などには特に注意が必要です。大手企業と比較して、まだ業績が安定していないスタートアップなどは給与が低いことがあります。自分がやりたい業務を優先したことで、給与が下がる場合があるということは意識しておいた方がいいでしょう。
転職を考えているのであれば、優先順位をつけてから臨むようにしましょう。エンジニアとしてのやりがいを強く求める場合、どうしても給与が下がってしまうケースも考えられます。給与をあげたいという気持ちが強いのであれば、より大手の企業や上流工程SIerへの転職を考えてみると良いでしょう。
SIerが転職で準備・注意したいポイント
やめたい理由とやりたいことを分ける
転職を考える際に注意が必要なのが、やめたい理由とやりたいことがゴチャゴチャに混ざってしまってしまうことです。転職したい理由を書き出してみて、それがやめたいという理由からきているものなのか、自分がやりたいと考えていることなのかを分類することをオススメします。分類することで自分自身の本当の気持ちを理解することに繋がります。
今の会社をやめたいという気持ちが強く、その反動でやりたいことを作り上げてしまっている場合があります。自分の本当の気持ちを理解するために「なぜそう思っているのか」ということをしっかりと分析する必要があります。漠然と転職したいと考えるのではなく、自分がなぜ転職をしたいのかを明確にしておくことが重要です。やめたい理由とやりたいことをしっかりと分けて考えることで、冷静な判断をするようにしましょう。
1年後のなりたい自分を想像する
なんとなく転職したいという気持ちで転職活動を始める場合もあり、少し注意が必要です。転職を考える時には「1年後のなりたい自分」を想像すると、どのような企業に転職したいのかを明確にすることができます。
転職するかどうかで悩んでいる人の中にはSIerを続けることで自分が理想としている姿になれる可能性もあります。特にクライアントとの調整能力やマネジメントなどの力をつけたい人にとっては、今いるSIerに残って仕事を続け、上位ポジションを目指すことが正しいケースもあります。その一方で、技術者としてのスキルアップを目指しているのであればプログラマーやSEへの転職を考えた方がいいでしょう。「1年後のなりたい自分」から逆算して、転職先を決めるようにしましょう。
10年後の理想像をイメージできるか
1年後という短いスパンで考えることも重要ですが、より長期的に「10年後の理想像」から逆算して転職を考えることも必要です。10年後にどんな働き方をしていたいか、10年後にどのようなスキルを身につけておきたいのかを考えることで、今するべき選択を明確にできます。
目の前の仕事から逃げたいというネガティブな気持ちで転職を考えていると、10年後の自分の姿をイメージできていない場合が多いです。また「10年後の理想像」をイメージすることで、一時的に給与が下がるなどのネガティブなことがあっても、長期的に考えて転職を決断できるかもしれません。中長期的な視点を持って、自分にとって良い選択になるかどうかを見極めていきましょう。
SIer出身の方におすすめのコンサルティングファーム求人
1. 【国内最大手の外資系総合ファームでDX案件を推進!】データアナリティクスコンサルタント
2. 【国内最大手の外資系総合コンサルファーム】テクノロジーコンサルタント (Microsoft Azure)
3. 【国内最大手の外資系総合コンサルファーム】System Architect and Data Platform consultant
4. 監査法人におけるデータサイエンティスト職
5. AIコンサルタント/Biz Dev
6. 監査法人ITコンサルタント
7. 金融機関向け FINTECHを活用した業務改善コンサルタント
8. ITマネジメントコンサルタント:CISO(最高情報セキュリティ責任者)サポート
9. 【ERP導入】業務支援コンサルタント
10. 【産業事業本部】ビジネス・ITコンサルタント
まとめ
SIerからの転職理由やSIerからの転職で失敗しないように注意するべきポイント、SIerからITコンサルタントへ転職するメリットなどについてご紹介していきました。SIerからの転職を考えるにあたって、上流工程SIerと下流工程SIerで大きな違いがあります。SIerからの転職を考えている人は、自分が転職したい理由を明確化して将来のキャリアビジョンをしっかりと描いてからアクションを起こすようにしましょう。
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