自動車業界の企画職からアーサー・ディ・リトル社の戦略コンサルタントへ
Profile
M.M 様 ()
Before | 自動車業界 企画職 |
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After | アーサー・ディ・リトル社 戦略コンサルタント |
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現職の業界・業務内容を教えてください。
自動車業界で、海外地域統括拠点で経営企画部門のジェネラルマネージャーをしております。業務内容としては、地域の中長期の戦略策定や毎年の年度計画・実績のフォローアップ・新規事業開発をはじめとした各種プロジェクトなどを担当しています。
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戦略コンサルタントを目指した背景、きっかけを教えてください。
「視野が広がった中で、自身のできること・できなかったことが明確になり、30代中盤~後半の過ごし方を考えた際、戦略コンサルで自身スキルを高めて、より自動車産業に貢献できる人材になりたい」と考えたためです。
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弊社を知ったきっかけ・選択した理由を教えてください。
転職媒体経由でお声がけいただいたことがきっかけです。貴社を選択した理由は、戦略コンサル業界に対する専門性の高さ、サポート体制が大変手厚かったため、貴社を選びました。
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実際選考に進まれた際、どんな点で苦労されましたか。
2つあります。
1つ目は、日程調整が大変でした。現業も忙しく時差もある中で、面接や対策の時間を捻出することが大変でした。
2つ目は、苦労とは別になるかもしれませんが、本当に戦略コンサル業界でやりたいことができるのか・高めたいスキルが高められるのか、それが自身の中で納得できるまで時間がかかりました。
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その苦労をどのように乗り越えましたか。
日程調整については、慣れもありましたが、選考や対策の時間を捻出するためのモチベーションを上げることに注力しました。手段としては、まず何を・いつまでに決めなければならないのかを明確にし、そのためにいつまでに何をやらなければならないかを自分の中で理解することから努めました。その理解ができると、忙しい中でも切迫感が生じ、自身の中での優先順位が明確になるため、選考や対策の準備を捻出するモチベーションとなりました。戦略ファームでやりたいことがやれるのかについては、各ファームとの会話の中で具体化することができました。
最終面接近辺になると、面接内で「あなたは弊社で何がやりたいか」の質疑・議論に多くの時間を割いてくれます。それが大変ありがたかったのですが、それらの質疑・議論の中で、自身がこれまでどういう人生を歩んできたか・今後のやりたいことを素直にぶつけた際、親身になって聞いていただき、「弊社であればこのようなことができる」と話していただいたことで、より具体的なイメージを掴むことができました。そのためにも、面接ではケース面接の準備だけではなく、聞きたいことを整理・リストアップしておくことが重要だと思います。
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選考における弊社の支援内容で特に役に立ったものは何でしょうか。
本当に、1~100まで支援してもらったので、すべてと言えばすべてですが、特に模擬ケース面接(練習)を行ってもらったことが役に立ちました。特に模擬ケース面接では、面接に臨む心構えを整えることができました。
また、各社別の面接対策資料が大変役に立ちました。ケース面接自体は、本を読めばわかるのですが、それだけだと各ファームがどのようなことを重視しケース以外の質問をされるのかまで手が回らなくなります。その時に、各社別の面接対策資料が役に立ちました。例えば、とある戦略ファームではそのファームを志望する理由が特に求められるなど、各社の特徴が記載されており、それを効率的に頭に入れられることが大変有効でした。
ケースの事例集もありましたが、これは目を通すと、本当に様々な問題が出題されていることがわかり、逆に「どのような問題でも出題される可能性がある」という心構えを持つべきという結論に繋がりました。予想問題があると、どうしてもそれらの対策に集中しがちになり、予想外の問題が出題された際に、頭が真っ白になってしまうと思われたため、「どのような問題でも出題される可能性がある」という心構えを持つべきだと思うことが重要だと思います。 -
最後にこれを読んでいる候補者に一言お願いいたします。
自分は何者になりたいのか、を考えることが重要であり、それをよく考えているとビヘイビア面接で一貫した答えができることに繋がります。重要な人生の転機である転職ですので、単に面接対策に捉われず、「自分が何者になりたいのか」を考える時間を持つことをお勧めします。
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ありがとうございました。