戦略コンサルタントの年収とは?未経験からの転職方法やファーム別の特徴まで解説
Post Date:
2023-08-02 / Update-date:
2024-11-29 /
Category:
戦略コンサル特集
戦略コンサルの役職別の年収
戦略コンサルタントの年収帯は職位によってことなります。知識や経験が必要かつ責任の伴うパートナーが最も高く、マネージャー、コンサルタント、アナリストという順に並びます。年収はファームによっても異なりますが、一般的にアナリストは~約900万円、コンサルタントは~約1300万円、マネージャークラスになると2000万円程度にもなり、非常に高収入と言えます。パートナークラスはマネージャーよりもさらに上となりますが、母数も少ないため、年収はファームや負う役割によって大きく異なってきます。
マネージャー以上になると営業実績も評価に加わり、パートナーだとファームの業績によって自分の賞与も変わってくるなど、より直接的な成果主義となっています。
年収のレンジはスキルや経験、各ファームのポジションによっても大きく異なっていますが、コンサル業界は実力主義的な環境ですので実績を出すことが出来れば表の年齢より早く昇進し、高い年収を実現することが出来ます。
戦略コンサルの高い年収は、いわゆる「Up or Out」の文化と結びついているというイメージがあるかもしれません。「Up or Out」とは昇進をするか、辞めるかの2択であるというかつてのコンサルティングファームの中心的な考え方です。コンサルファームは実力が重要であり、常に成果を求められる世界であることは間違いありませんが、かつてのように個人ではなくチーム単位でのアウトプットが中心になったため「UP or STAY」の文化に徐々に変わりつつあります。
以下では戦略コンサルを含むファーム別での年収レンジの一例について紹介しています。
役職 | 年齢 | 給与 | コンサル歴 |
アナリスト | 22~27歳 | 400万~900万円 | 0~3年 |
コンサルタント | 25~34歳 | 900万~1300万円 | 3~5年 |
マネージャー | 32歳~ | 1300万~2000万円 | 5年~ |
シニアマネージャー | 34歳~ | ~2500万円 | 7年~ |
パートナー | 実績による | 3000万円~ | 実績による |
転職サイトが発表する戦略コンサルの年収
戦略コンサルタントの平均年収は、転職サイトごとに大きく異なる場合があります。その要因として考えられるのは、戦略コンサルタントとしてカウントしている範囲の違いによるものです。いわゆる「戦略コンサル」である戦略に特化した少数精鋭のコンサルティングファームのみをカウントしている場合は平均年収が高くなる一方で、戦略や経営に関係するコンサルタントを幅広くカウントしている場合は平均年収が下がります。明確に戦略コンサルの定義があるわけでは無いことが影響しています。
また、その結果を計測した年代によっても変わってくる可能性があります。
戦略コンサルの企業別年収ランキング
戦略コンサルタントの年収は、あくまで一般論ではありますが、外資系戦略ファームが最も高く、次いで国内戦略ファームおよび外資系総合ファームの戦略部門、次いで外資系FASの戦略部門、そして国内総合ファームの戦略部門といった順になっています。
ここでは代表的なファームを列挙させていただきます。
外資系戦略ファーム
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
A.T. カーニー
L.E.K. Consulting
ベイン・アンド・カンパニー
ボストン コンサルティング グループ
マッキンゼー・アンド・カンパニー
ローランド・ベルガー
日系戦略ファーム
株式会社 経営共創基盤
株式会社コーポレイトディレクション(CDI)
株式会社ドリームインキュベータ
外資系総合ファーム系の戦略部門(メンバーファーム)
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
KPMGコンサルティング株式会社
Strategy&(PwCコンサルティング合同会社)
Monitor Deloitte(デロイトトーマツコンサルティング合同会社)
戦略コンサルに必要なスキル
戦略コンサルタントの最重要スキルの1つが論理的思考力です。つまり、複雑な事象を簡単な要素に分解し、因果関係を整理して考えることができる能力です。企業の経営課題という複雑な問題に対して確実な成果を出すためには、膨大なデータを収集し、そこからいくつも論理を組み立てて課題の真因を見つけていく必要があるためです。
同時に思考の柔軟性も必要です。戦略コンサルタントが直面する課題は前例がないものも多く、時に常識や思い込みを取り払ってゼロベースで思考することが求められる局面もあるためです。
また、コミュニケーション能力も重要です。戦略コンサルタントは情報収集や戦略のプレゼンを行うため、相手に情報をわかりやすく、かつ過不足なく伝えたり、相手から欲しい情報を引き出たりする能力が必要になります。
その他にも経営や業界に対する知識や、激務に耐えられる体力的・精神的なタフさ、常に勉強し続ける成長意欲などが重要な要素になります。
まとめ
戦略コンサルタントの年収についてご紹介してきました。非常に高い年収水準を誇る戦略コンサルティング業界ですが、一方で相応のスキルが求められる仕事でもあります。年収の一面だけではなく、その他多くのメリット・デメリットをよく確認することが重要と言えるでしょう。
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