M&Aコンサルティングの年収はどのぐらい?平均年収や企業概要を紹介
Post Date:
2023-04-24 / Update-date:
2023-04-25 /
Category:
キャリア・働き方特集
- M&Aコンサルティングの年収はいくらぐらい?
- そもそもM&Aコンサルティングとはどんな企業?
- M&Aコンサルティングでの採用選考の動向
- M&Aコンサルティングの今後の展望
- M&Aコンサルティングに転職するには?
- M&Aコンサルタントへの転職ならエグゼクティブリンク
- まとめ
- 関連記事一覧
M&Aコンサルティングの年収はいくらぐらい?
M&Aコンサルティングの年収について気になる人は多いと思います。一般的にM&A仲介に関する業務は求められる専門性が高く、少人数で大きな金額を動かすことが多いため、一般的な職種に比べて平均年収は高い傾向にあります。M&Aコンサルティング会社は比較的新しい会社ですが、給与体系などはM&A仲介業者とあまり変わることがなく、成果に合わせた報酬が得られる仕組みになっています。
これからM&Aコンサルティングの平均年収や年齢やポジション別の年収、競合他社と比較した年収について紹介していきます。
関連リンク:https://www.executive-link.co.jp/column/4485/
M&Aコンサルティングの平均年収
株式会社M&Aコンサルティングは公式サイトに置いて平均年収を公開していないため、正確な数字を明示することはできませんが、M&Aコンサルティングが出している求人を参考にすると最低が480万円と記載されているものが多いです。ただし、給与は固定給だけではなく、インセンティブやボーナスなども加算されるため、個人の成績や会社の業績によって変動する仕組みになっています。そのため、M&Aコンサルティングの平均年収を一言で表すのは難しいです。
M&Aコンサルティングは2019年に東京で設立され、その後大阪や静岡にも拠点を広げています。従業員数も伸びているだけでなく、業績も順調に伸びていっている会社です。
創業者である松栄遥氏はキーエンス出身であり、コンサルタントの中にもキーエンス出身のメンバーが多く在籍しています。キーエンスをはじめとした高年収の企業から転職してくるメンバーも多く、インセンティブやボーナスが固定給以上にもらえる可能性が高いです。
M&Aコンサルティングの平均年収【年齢・ポジション別】
M&Aコンサルティングにおける年齢・ポジション別の平均年収についても、公式サイトなどでは情報が公開されていません。その一方で、在籍しているコンサルタントのほとんどが20代〜30代で、年齢にあまり関係なく、個人成績に応じた収入が得られる環境です。
M&Aコンサルティングは少数精鋭のコンサルティングファームであるため、多くのポジションが用意されているわけではありません。しかし、それぞれが得意な専門領域を持っており、自分が専門とする領域の責任者や役員になると固定給が大幅に上げることが可能です。役職を上げることで固定給を上げることができ、そこに個人成績でのインセンティブやボーナスが加算されていきます。
M&Aコンサルティングの平均年収【競合他社比較】
M&Aコンサルティング株式会社とその競合他社の平均年収を比較していきます。
2020年度の株式会社日本M&Aセンターの平均年収は1,243万円です。2021年度のフロンティア・マネジメント株式会社の平均年収は1,233万円、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は2,688万円、株式会社ストライクは1,433万円となっています。
M&A業界では成果によって年収が大きく変動する会社が多く、さらに会社全体の業績によって変動するボーナスも会社によって違うので、平均年収にもばらつきがあるのが特徴です。1つのM&A案件においてクライアント企業から受け取る成果報酬は取引額の1〜5%であることが多いため、数十億円規模の大型M&A案件になるとその手数料は数千万円になることもあります。
M&A仲介業のコンサルタントは1人で複数のプロジェクトを同時に進めていることも多く、少人数でありながら会社として大きな報酬を得ることができます。そのため、M&Aコンサルティングファームは高水準の売上目標を達成することができ、M&Aコンサルタントの年収が1000万円を超えることはそこまで珍しいことではありません。
そもそもM&Aコンサルティングとはどんな企業?
そもそも、M&Aコンサルティング株式会社とはどのような企業なのでしょうか。ここではM&Aコンサルティングの企業概要と会社の主な特徴、事業内容、提供しているサービス内容それぞれについて詳しく紹介していきます。
M&Aコンサルティングの企業概要
会社名 株式会社M&Aコンサルティング
住所 〒105-0004 東京都港区新橋1-1-13 アーバンネット内幸町ビル 3F
電話番号 03-5157-1074
代表者 代表取締役CEO 土橋 裕太
従業員数 非公開
資本金 非公開
設立 2019年4月
事業内容 M&A仲介事業
公式サイト https://mmac.cc/
M&Aコンサルティングは、2019年4月に設立されたM&A仲介事業を行う会社です。キーエンスや日本M&Aセンターで経験を積んだ松栄遥氏が創業しました。東京都港区に本社を構え、静岡や大阪、名古屋、京都に支社があります。従業員数や資本金については公開がされていません。公式サイトなどから推測しても、コンサルタントの人数は少なく、少数精鋭のコンサルティングファームです。
グループ企業には、株式会社スパイラル・アンド・カンパニーや株式会社スパイラルコンサルティング、株式会社事業承継通信社があります。
M&Aコンサルティングの主な特徴
M&Aコンサルティングの特徴は3つあります。
1つ目は業界に専門特化したコンサルタントによる支援が受けられることです。業界に深い知見があるコンサルタントが譲渡後の資産管理や事業戦略の策定、後継者育成などを行います。創業者がキーエンス出身ということもあり、特に製造業に特化したサービスが充実しています。2021年4月から「製造業に特化したM&Aコンサルティング」のサービスを開始しています。
2つ目はM&A成立まで一切費用がかからない「完全成功報酬」制のコンサルティングサービスであることです。M&A仲介企業の中には、M&Aが成立する前に費用が発生するケースもあり、着手金や企業評価料などが発生する場合があります。
3つ目は会社の成長段階に合わせた「スケール型M&A」を実施していることです。企業によって規模も様々ですが、企業の成長段階に合わせた独自の支援を行っています。また会計事務所である株式会社スパイラル・アンド・カンパニーの強みを活かして、売却前の事業戦略策定に関する支援から売却後の税金周りのサポートまでを一気通貫で行うサポートを実施しています。
M&Aコンサルタントとしてのキャリアを描くにあたって、専門性を身につけられることは自身の大きなブランティングにも繋がります。
M&Aコンサルティングの事業内容・サービス内容
M&Aコンサルティングでは、事業承継・M&Aコンサルティングや資産管理・運用サポート、相続・資産税対策のサービスを提供しています。クライアント企業の売上規模やそれぞれが抱える経営課題を踏まえたコンサルティングサービスが受けられます。
ただM&Aに関するコンサルティングを行うだけでなく、M&Aが成立した後のフォローまで一気通貫で、長期的なサポートを実施しています。製造業だけでなく、飲食業や建設業、アパレル企業での実績も積んでおり、幅広い業界へのサービス提供が可能です。
M&Aコンサルティングでの採用選考の動向
M&Aコンサルティングでは、M&AコンサルタントとM&Aマーケティング担当者を募集しています。M&Aに関する経験がなくても応募することが可能で、高いポテンシャルを持っていると判断されれば入社することができます。実際にメーカーや金融機関からの転職してきている人も多く、必ずしもM&Aに精通している必要はありません。
M&Aコンサルティングが歓迎する人材は、課題解決型の法人営業経験がある人材や金融機関での営業を経験している人材です。金融機関での営業では中小企業のオーナー向けのリテール営業や法人セールスの経験があることが望ましいです。M&Aの知識がなくても問題ないですが、もちろんM&Aに関する知見を持った人材は採用選考においては高い評価を得ることができるでしょう。
M&Aコンサルタントは非常にタフな仕事であり、最後まで責任を持ってやり遂げる力がある人が求められています。高い当事者意識やハングリー精神を持った人にはオススメの職種です。
関連リンク:https://www.executive-link.co.jp/column/5331/
M&Aコンサルティングの転職難易度
M&Aコンサルティングは少数精鋭のファームであり、採用する人数もそこまで多くないので、M&Aコンサルティングへの転職難易度はかなり高いと思った方がいいでしょう。公式サイトで紹介されているコンサルタントの経歴などを見ても、既にM&Aに関する深い知見を持っている人、もしくはある特定の分野で華々しい成果を残した人が多いです。
M&Aコンサルティングの今後の展望
M&Aコンサルティングは2021年4月に「製造業特化チーム」を作り、専門領域を活かしたサービス提供に強みを発揮しています。今後は製造業だけでなく、ITや美容、外食業界などにも範囲を拡大し、高いパフォーマンスを発揮できる業界を増やしていく予定です。
またM&AコンサルティングにおいてM&Aはあくまで一つの手段だという認識をしています。クライアント企業における課題解決を目指す上で最適なものが何なのかを常に見極める必要があると考えており、M&Aが最適であればM&Aを提案しますが、その一方で、M&AではなくてIPOを支援する方が最適なケースもあります。M&Aコンサルティングは常にクライアント企業の立場になって、どのソリューションが最適なのかを考え抜きます。そのため、今後はM&A以外にも提案の領域を広げていく予定です。
M&Aコンサルティングに転職するには?
M&Aコンサルティングに転職するには、2つのポイントがあります。1つ目は自力で転職活動を行うのではなく、転職エージェントを活用することです。2つ目は、応募する前に応募に募集要項をしっかりと読み込み、必要な要件を満たしているのかをきちんと確認することです。それぞれ詳しく紹介します。
転職エージェントを活用する
1つ目は転職エージェントを活用することです。
専門性の高いM&A業界などに転職したいと考えているのであれば、自力で転職活動を進めるのではなく、その業界に詳しい転職エージェントを活用することをオススメします。
特にM&Aコンサルティングは比較的新しい会社であるため、情報がまだ外部に出ていないものが多く、自分の力だけでその内情を理解することは非常に難しいです。しかし、転職エージェントには情報が集まりやすく、企業の採用担当者と直接やりとりをするなかで知り得た情報を数多く持っています。
転職エージェントにはM&Aコンサルティングの公式サイトやネットには掲載していないような生きた情報が集まっているケースが多いので、自力で転職活動を進めるのではなく、積極的に転職エージェントを活用しましょう。
応募に必要な要件を満たしているのかを確認する
2つ目は応募に必要な要件を満たしているのかを確認することです。
M&Aコンサルティングの募集要項には、「大卒以上」の学歴があることが書かれています。また有名大学出身者が望ましいとの記載もあります。所属しているコンサルタントの出身大学を見てみると、その多くがMARCHもしくは関関同立以上の大学を卒業しています。
別のポイントとして、「現職で優れた営業成績を出していること」ということが明記されています。M&A仲介業務では、M&Aに関する専門知識だけでなく、高いコミュニケーション能力や業務遂行能力が求められます。現在所属している会社でまだ十分な成果を挙げられていない人は、まずは現職で成果を出せるように努力する必要があるでしょう。
関連リンク:https://www.executive-link.co.jp/about-consul/
M&Aコンサルタントへの転職ならエグゼクティブリンク
エグゼクティブリンクはコンサルティング業界・ポストコンサル転職に特化した業界経験者によるプロフェショナル転職支援サービスを提供している会社です。エグゼクティブリンクでは、多数の非公開求人を含む多様な求人情報を所有しており、M&Aコンサルタントに関する求人も多く取り扱っております。またエグゼクティブリンクでは、必ずしも転職を前提としない、お客様のご希望に沿ったキャリア形成を大切にしております。M&Aコンサルタントになりたいという方、あるいは可能性の1つとして考えてはいるがどうするか迷っている方、どちらの方も是非ご気軽に弊社にご相談ください。お客様が納得できるキャリア形成のための支援を提供致します。
まとめ
M&Aコンサルティングの平均年収や企業概要について詳しくご紹介していきました。M&Aコンサルティングは比較的新しい会社ですが、提供するサービスの質が高く、順調に業績を伸ばしてきている会社です。求められるレベルも高いですが、M&A未経験であっても転職することができます。自分自身の強みを整理し、しっかりとアピールすることができれば入社できる可能性が高まります。入社したいと考えている人は転職エージェントを活用しながら、選考に臨むことをオススメします。
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