不動産・建設インダストリー
Post Date:
2016-07-06 / Update-date:
2021-05-26 /
Category:
インダストリー別特集
この特集では、不動産・建設業界についてお話し致します。
不動産業界はその特質上、オリンピックや増税などのイベントや景気に資産価値が左右されやすい業界であり、骨太の経営体質への改善を命題とした企業からのコンサルティングニーズが強く存在します。
また、建設業界においては近年グローバル化の流れが加速しており、海外市場への足がかりを得るためのM&Aプロジェクトが多くなっております。
人口減少による資産形成の変化やオリンピック後の冷え込み対策などの外的変化だけでなく、働き方改革、IT化、デジタライゼーション等の内的変化への改革も増えております。
この特集では、住宅、オフィスビル、商業施設の開発や、不動産運営/管理、不動産販売/仲介、不動産証券化など、幅広い領域で事業を展開する不動産業者、建設業者に対し、コンサルティングファームはどのような役割を担っているかをご紹介致します。
- 不動産業界に関する主なコンサルティングテーマ
- 不動産業界に関する主なコンサルティング例
- 建設業界におけるコンサルティングテーマ
- 建設業界に関する主なコンサルティングテーマ
- 建設インダストリーのコンサルティング例
不動産業界に関する主なコンサルティングテーマ
事業戦略・中期経営計画策定
不動産に対する投資意欲・購入意欲が不安定な事業環境の中、あらゆるステークホルダーから説得力のある成長シナリオが求められています。 市場環境・競争環境の動向を的確に見極め、事業の成長に向けた適切な展開シナリオとそれを実現するためのアプローチを策定します。
マーケティング・営業戦略
不動産販売/不動産仲介各社は、供給量・契約率が共に低迷している中での事業拡大が求められています。 コンサルタントは、顧客ニーズ、エリア動向、競争状況の特性を分析した上で、精緻なマーケティングや営業戦略を実行可能なレベルまで落とし込んで策定します。
戦略的資金調達支援
国内における不動産証券化の進展に伴い、不動産業の金融市場との関係性は極めて重要性を増しているため、商品としての不動産の取得にあたっての財務政策は事業戦略の要となる戦略変数となっています。 コンサルタントは事業戦略に基づいた適切な資金調達の計画策定を支援しております。
事業ポートフォリオ構築・評価
不動産市場の変化に伴い、多くの企業が不動産投資事業への傾倒からの脱却・安定した収益源確保に向けた事業ポートフォリオの再構築が求められています。 コンサルタントは市場動向や競争上の優位性を適切に見極めた上で、短期的視点のみならず長期的視点でのあるべき事業ポートフォリオを提言します。
M&A / PMI支援
事業ポートフォリオの見直しや事業再生の手段として、M&Aは企業戦略の定石となりつつあります。 コンサルタントはM&Aに求められる根源的スキルである「事業の本質に対する洞察力」や「戦略実現に向けての現実的変革力」を活用することによって、M&Aのサポートだけでなく、統合効果の実現に向けてPMI(Post Merger Integration)も支援します。
不動産業界に関する主なコンサルティング例
- 大手不動産デベロッパーの中
- 長期戦略の策定と実行支援
- グループ経営体制の設計支援
- 事業戦略立案・実行支援
- 中期経営計画策定・外部企業との提携構想策定・実行支援
- 新規事業戦略立案・実行支援
- 経営戦略・事業戦略策定・実行支援・M&A支援
- 事業デューディリジェンス・ビジネスパートナー選定支援
建設業界におけるコンサルティングテーマ
建設業界はバブル期(90年初頭)をピークに建設投資が減少し続けており、特に、これまでの収益源であった
公共投資が、ピーク時に比べて08年度までに半減しているなど、業界全体として厳しい環境となっていました。
そこを後押しするようにサブプライムローン問題に端を発する世界同時不況によって、民間の設備投資、
住宅投資が急激に落ち込んだことにより、規模を問わず建設会社の経営に大きな打撃を与えており、厳しい環境が続いておりました。
震災の復興需要、公共事業投資など追い風に
上記を背景に低迷が続いていた建設業界ですが、平成23年に入り、東日本大震災の復興需要、民間の設備投資の増加などにより建設業界全体の業績は回復基調に。さらには平成24年末からのアベノミクスの目玉である公共事業投資、国内景気の回復など建設業界にとっては好材料が出そろい景気に追い風を起こします。
オリンピック・グローバルへのインフラ技術輸出に光明
平成25年9月国際オリンピック委員会(IOC)により、2020年にオリンピックが東京で開催されることが決定しました。
東京での五輪開催により、鉄道網や高速道などのインフラ整備が加速する見込み。東京都の試算によると五輪が開催される2020年までの経済波及効果は建設業界で4,745億円としており、長らく低迷が続いていた建設業界にとって大きなチャンスが到来する見込みです。
また、グローバル視点でみれば、今後、都市化や土木インフラの整備が望まれる発展途上国市場や、海外の先進的な安全技術・環境技術を求める分野において、建設会社が新たな事業を展開できる余地が十分にあると考えられます。
建設業界に関する主なコンサルティングテーマ
事業戦略・中期経営計画策定
市況が不透明な現状において、明確な成長シナリオを描くことは極めて重要です。 明確なビジョンとその実現に向けた具体的な施策によってこそ、市場(顧客)、株主のニーズに応えることができ、従業員の力を確実に成果に結びつけることができます。
業務改革
市場規模が縮小する状況において、収益性を高めるためには、業務オペレーションの効率化が欠かせません。 急激な市場環境の変化にも対応することができる「筋肉質」な業務を確立しておくことが必要です。 特に、国内の建設市場では、民間需要が今後売上の中心となるため、早期に「儲かりやすい」事業体質を構築することは競争力の観点からも非常に重要です。
新規事業開拓
海外市場への展開、環境技術・施工技術を基にした新規事業など、建設事業が有する資源を活用できる事業領域は多様に広がっています。 海外ネットワークを活用した新市場への展開支援や、専門知識を有するスタッフによる新規事業戦略の立案、事業シーズの評価といった、新規事業開拓支援を行っています。
M&A / PMI支援
業界再編が起こると言われ続けてきた建設業界においても、昨今の市況の悪化を受けて、中堅・中小建設事業者のみならず、大手ゼネコンにおいても、再編の機運が高まりつつあります。 また、海外事業展開においても、グローバル企業との競争が激化する状況においては、海外市場開拓をにらんだM&A、技術提携も有効な事業戦略の一手段となります。
建設インダストリーのコンサルティング例
総合建設業
- 中長期事業戦略の策定
- 建築事業の再成長戦略の構築と実行支援
- 全社活性化に向けての行動指針の策定
専門工事業
- 電気・給排気設備工事事業の中期事業計画の策定
- 給排気設備工事事業者の工事受注体制の構築
- 設備工事事業の戦略監査と中期経営計画の構築
- ガス・配管工事事業の構造改革プロジェクト
- 道路工事業界の再編下における基本戦略の策定と実行支援
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