戦略系コンサルティングファーム
Post Date:
2016-06-09 / Update-date:
2023-07-06 /
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戦略コンサル特集
今回は、戦略系コンサルティングファームについて特集します。
戦略ファームを志望する求職者が多い一方で、面接通過率については1%程度と言われており、転職成功は非常に狭き門となっています。よく業界研究や選考の準備をしてから臨むことをお勧めします。
戦略系コンサルティングファームとは
主としてクライアント企業の経営陣が抱える各々の課題を解決し、継続して優れた業績をあげる為にアドバイスを行うことを主要業務としているコンサルティングファームを、戦略系コンサルティングファームと呼びます。
クライアントにはあらゆる業界の民間企業、官公庁等公共機関、非営利団体などが名を連ねますが、コンサティングフィーが高額なこともあり、基本的には規模の大きい会社や組織をクライアントとしています。
手掛けるソリューションの一例としては…
会社全体の経営課題を解決するための戦略
- 中長期の成長戦略
- 事業ポートフォリオマネジメント
- グループ経営戦略
- グローバル戦略
- M&A企画
といったようなものの策定支援から、
事業部や組織(機能)別の課題解決
- 新市場参入戦略
- 新規事業戦略
- 新製品開発戦略
- 組織改革
- マーケティング戦略
- IT戦略
まで、様々なソリューションを提供しています。
戦略コンサルタントに求められる資質
コンサルタントとして成功するためには、どのような資質が求められるのでしょうか。
論理的思考力
コンサルタントとして、論理的思考力は、「クライアントの課題をヒアリングするとき」「問題の原因を分析して解決策を考えるとき」「仮説を検証するとき」「提案資料の構成を考えるとき」など、どの場面においてもベースとなってくる力です。「常に考える」「頭を使う」。こういったことに苦痛を感じないことは、コンサルタントとして求められる資質の一つです。
プロフェッショナルマインド
コンンサルタントは、要求された仕事をこなすだけでなく、強い責任感を以て相手の期待値を超えるような「価値」を常に生み出さなくてはなりません。その為、常に自身の高い意識・価値観と高い基準を持ち、「クライアントファースト」を何よりも心がける必要があります。
コミュニケーション能力
コンサルタントは常に人と関わる職業であり、問題を解決したいクライアントがいて、初めて仕事になります。また、こちらから解決策を提案したところで、お客さんが実行しなければ何の成果もでません。なので、周囲の人間と「お互いに信頼している関係」を築くことが重要になります。そのためには、適切なコミュニケーション能力を身に付けておく必要があります。 ここでいうコミュニケーション能力とは、「仲良くする」といったことではなく、「相手の言っていることを正確に聞いて、理解し、整理する能力」「自分の意見をわかりやすく、誤解なく相手に伝える能力」といったものです。
バイタリティ
経営課題は多くの場合、定型的な解決案があるわけではありませんし、顧客毎に組織能力が異なり実効性のある解決策はまちまちです。クライアントへの付加価値を最大化するにはどうしても長時間労働になりがちです。それをやり抜く体力はやはり必要です。
戦略コンサルタントに関する よくある質問
高い英語力がないと受かりませんか?
多くの企業のおいて、採用の段階ではビジネスレベルの英語力が無くとも大丈夫です。
ですが、戦略コンサルタントとしてキャリアを形成していく上では英語は切っても切り離せないものであることは間違いありませんので、入社後に自己学習で習得していくことになります。
MBAを持っていません。経営企画の職歴もないのですが応募できますか?
特定の学位や特定分野での業務経験は必須ではありません。これまでの職務がどのような分野のものであっても、そこでリーダーシップを発揮し、第一線で高い成果をあげてきた方であれば、十分に活躍していただくことが可能です。
応募に際して、年齢、性別、国籍に関して区別がありますか?
ありません。書類審査は、これまでの経歴(学業実績、職務経歴)や志望動機などを総合的に判断して行います。
性別による区別は一切ありません。女性コンサルタントが、結婚、出産を経ながら、マネジャーやパートナーとしてキャリアを積んでいる実績も多くあります。
国籍についても一切の区別はなく、例年、外国籍の方のご入社実績があります。ただし、顧客企業の経営陣に対してコンサルティングサービスを提供できるだけの日本語能力(読み書きを含む)は必要です。
ケーススタディが重要と聞きましたが対策はどうすれば良いですか?
まずは対策本を読み、ケース面接にはどのような問題パターンがあるのか、各パターンをどのように解いていくかを理解する必要があります。その後は実践練習を繰り返し「ケース面接慣れ」をすることが重要と考えます。
エグゼクティブリンクではファーム毎の出題傾向を捉え実際の面接に則した対策をご用意しております。十分な対策を経て選考に臨むことが内定確度を上げる一番の方法です。
入社後はどんな業務を任されますか?
採用されるポジションによりますが、「アナリスト」として採用された場合には、多くがデータの収集と整理です。
入社直後から、いきなりクライアント相手にプレゼンテーションを行ったり契約を取るための営業に行ったりはしません。
経営コンサルティングという仕事をするには、まずはクライアント企業の情報を集めたり、クライアントと競合する他社のデータを集めたりする必要があります。課題を解決するためには、まずは確かな現状分析が必要となります。1年目は、データを集めて分析する「アナリスト」としての仕事を任せられ、膨大な量のデータと格闘する毎日を送ります。
自分の前職と関連したプロジェクトに携わるのでしょうか?
プロジェクトの割り当ては、個々のコンサルタントの希望をベースに検討します。したがって、実績・経験のある分野でキャリアを積み上げていくことも、全く異なる分野で実績を積むことも可能です。
最終的には自ら選択した分野に特化していくことになりますが、問題解決能力の幅や視野を広げるという観点から、複数分野のプロジェクトでさまざまな体験をし、数年かけて自分の専門領域を決定する場合もあります。
ワークライフバランスは保てますか?
最近ではワークライフバランスを意識しているファームもありますが、基本的には難しいでしょう。
コンサルタントというと、激務であり毎日遅くまで働いているというイメージがあると思います。そして、実際にその通りであり、コンサルタントは激務な職業です。ワークライフバランス、つまり仕事だけではなく余暇もしっかりと取ることの出来る生活を送りたいと考える人には、ハッキリ言って向いていない職業と言えます。
コンサルタントが行う仕事に対して、クライアントは高額なフィーを払います。他業種に比べてひときわプロフェッショナルであることを求められる職業です。
土日も休みなく働きますか?
忙しい時期であれば、土日のうちどちらか、または両日出社することはあります。しかし平常時では基本的に週休二日が普通です。ただ、新人のうちはやはり平常時でも、土日のうち一方は出社したり業界知識のインプットなどのために本を読んだりして潰されると思っておくくらいでもよいでしょう。
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