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企業インタビュー 詳細

Special Interview

KPMGコンサルティング株式会社 |Global Transformation Advisoryチームインタビュー | グローバル案件に特化したITコンサルタント

Post Date2023-01-20 /
CategoryIT・デジタル, 外資系, 女性,

KPMGコンサルティング株式会社(以下、KC)、Technology Transformation事業部 Global Transformation Advisoryチーム(以下、GTA)のM. T様、L. P様にインタビューの機会を頂戴し、KPMGコンサルティングにおける同部門の特徴、プロジェクト内容、求める人材像についてお話しいただきました。

ご経歴について

EL

お二人のご経歴をお伺いできますでしょうか。

M. T様

大学卒業後、新卒で日系のコンサルティングファームに入社し、そこで13年ほど勤務しました。プロジェクトマネージャーとして、業界業種を問わずに幅広い分野に携わり、お客様のビジネスプロセスを変革するための戦略を考えていく業務を行っていました。そのような業務を経験するなかで、グローバルプロジェクトに参画する機会を得ました。私は海外に住んだ経験や留学経験はなかったのですが、英会話スクールに通ったことを切っ掛けに、英語を使った業務を数多く経験させていただきました。その経験を経て、よりグローバルな仕事に携わりたいと考えるようになり、2013年8月にKPMGコンサルティングの前身であるKPMGマネジメントコンサルティングに入社しました。

L. P様

私は大学卒業後、新卒で日系のSIerに入社しました。物流の部署に所属し、主に小売業のお客様のシステムを担当していました。当時は長期間にわたって同じお客様の案件に従事することが多く、さまざまな業種のお客様とよりグローバルな環境で仕事がしたいと考えるようになり、転職を検討し始めました。転職エージェントを活用して色々な企業を見る中で、より上流工程に携われるコンサルティングファームが良いのではないかと思うようになりました。さまざまなコンサルティングファームを見ていく中で、面接時に受けた質問と当時の雰囲気からプロフェッショナル意識の高さ、社員の方の優しさを感じられたKCに入社することを決めました。

EL

入社後にどのような苦労をされましたか?

L. P様

私はコンサルティング経験がなかったのと、最初のプロジェクトがほとんど知識のない保険業界のクライアントだったこともあり、非常に苦労したことを覚えています。例えば、プロジェクトを推進するために、コンサルタントとしてどのようなタスクを担うべきか、クライアントとどのようにコミュニケーションして進むべきかなど、かなり戸惑いました。また、このプロジェクトはグローバル案件でしたので、イギリスやニュージーランドなど、海外のお客様やKPMGのメンバーと英語で議論する必要があり、苦労しました。ただ、右も左もわからない状況の中でも、上司だけではなく、同じプロジェクトにアサインされていた先輩の方たちがとても親切にサポートしてくださったおかげで、無事に乗り越えることができました。

M. T様

入社当時はマネジメントコンサルタントという肩書きで仕事をしていたので、経営視点をしっかりと持っておく必要がありました。そのため、経営についてかなり勉強したことを覚えています。また、私は海外経験がなかったので、グローバルプロジェクトにおいて、他の国のカルチャーを理解するのに非常に苦労したことを覚えています。例えば、インド人が首を横に振るのは“イエス”の意味だということも知りませんでしたし、1つひとつのことをそれぞれの国のKPMGのメンバーに確認しながら仕事を進めていっていましたね。KPMGには周りがすごくサポートしてくれる環境があり、メンバーに支えてもらったことで難しい局面を乗り越えられたのではないかと感じています。

Global Transformation Advisoryの組織について

EL

お二人が所属されているTechnology Transformation事業部(TT)の役割・ミッション・特徴について教えてください。

M. T様

簡単に言うと、TTはテクノロジーを基軸にクライアントの自律的な変革を支えていくというのがミッションです。シンプルですが、これに尽きると思っています。テクノロジーと言っても非常に幅が広く、インフラもありますしアプリケーションもあります。またトランスフォーメーションにもさまざまな形があり、システムを導入するだけがトランスフォーメーションというわけではありません。本当に幅広い領域をカバーしている部署だと言えると思います。

KCが他のコンサルティングファームと比較した時に特徴的なのは、リスク系とマネジメント系が共存しているという部分が挙げられます。クライアントに対して積極的に案件を前に進めていく提案をするだけではなく、そこに介在するリスクについてもしっかりと提示しながら進めていけるのがKCの強みなのではないかと考えています。

また、TTにはシステム全体を理解できるメンバーが多く在籍しており、その部分が大きな強みです。クライアントの課題が明確な場合は良いのですが、そうではないケースも多く存在します。「よくわからないけど、会社がうまくいっていない」というような漠然とした相談がきた時に、システム全体を俯瞰することでどこに課題があるのかを見つけ出すことができます。何か問題が起きた時に、最初の相談窓口として幅広い課題に対応できるというのがTTの強みの部分だと考えています。

EL

TT内でのGTAの役割や特徴について教えてください。

M. T様

GTAはGlobal Transformation Advisoryの略ですが、G(グローバル)とT(トランスフォーメーション)とA(アドバイザリー)それぞれについて対応できるケイパビリティを持っているという特徴があります。その中でも一番の差別化ポイントはグローバル案件に柔軟に対応できるという部分です。セクターと一緒に提案するケースもあれば、我々が単独で提案するケースもあります。

GTAは特定のインダストリーに特化しているわけではなく、色々な業界を経験してきたメンバーが多く在籍しています。地頭が良いメンバーが集まっているので、どの業界でもすぐにキャッチアップできることも強みの1つです。

L. P様

私自身も特定の業界をずっとやりたいということは思っておらず、さまざまな業界を経験してみたいという気持ちが強いです。今までに経験した業界は保険や医療機器、出版、製造業など本当に幅広いクライアントと一緒にお仕事をさせていただきました。もちろん、すぐにキャッチアップしなくてはならないというプレッシャーはありますが、自身にとっても非常に勉強になることが多いので、楽しみながらさまざまな業界の知識を吸収できていると感じています。

EL

部署の雰囲気について教えてください。

L. P様

自分から相談した時はもちろんですが、自分から相談しなくても悩んでいるのではないかと感じたら声をかけてくれるメンバーは多いですね。また上下関係がすごく厳しいというわけではなく、気軽に上司に話を聞いてもらえる環境があります。コロナ禍でなかなか対面でのコミュニケーションが取れない状況であっても、パートナーの方がリモートで1on1を実施してくれるなど、気にかけていただいているなと感じています。一方で、さまざまな国や地域出身のメンバーが在籍しているので、メンバーそれぞれの考え方はかなり違ってきます。そのような環境だからこそ、お互いの文化を尊重している雰囲気はありますね。

M. T様

GTAという組織はけっして大きな組織というわけではないので、お互いのことをよく知った状態で仕事を進めています。最近ではダイバーシティという言葉が盛んに使われるようになってきましたが、GTAには中国や韓国、インド出身のメンバーも多く在籍しており、我々は何年も前から当たり前のように実践できていると思っています。メンバーそれぞれがどのようなバックボーンを持っているのか、どんなプロジェクト経験があり、どんな強みがあるのかということをメンバー間で共有することで、円滑な組織運営を行っています。

EL

このチームだからこそできること、そしてやりがいについて教えてください。

M. T様

GTA最大の魅力は、グローバルな案件に優先的に携われるという点です。また、KPMGがグローバルで実施した調査レポートなどを、日本向けにローカライズする際に頼られるケースも多く、グローバルの最新の情報にいち早く触れられるというメリットもあります。さらに、GTAではサービス開発も行っており、KPMGのグローバルが持つナレッジを日本でのサービス展開に繋げるインポーターのような役割も担っています。海外のKPMGのメンバーファームのメンバーとのやりとりなども多く、グローバルなコミュニケーションを積極的にとっていきたいと考えている人にとっては大きなやりがいに繋がるのではないでしょうか。

EL

具体的なプロジェクト事例について教えてください。

M. T様

あるクライアントからERP(統合基幹業務システム)を導入したいというご要望を受けた際、通常であればそのままERP導入を推進すればいいところなのですが、一度立ち止まって、何のためにERPを導入するのかということをクライアントと議論することから始めました。議論を進めていくなかで、クライアントが明確なビジョンを持っていないということが判明し、まずは2030年に向けた会社のビジョンを作るご支援をさせていただくところからプロジェクトがスタートしました。もともとERPの導入プロジェクトという形でスタートしたのですが、どちらかというと戦略コンサルティングに近いような進め方をすることになったのです。私たちは経営者視点で、今何をすべきなのかを考え、クライアントを支援していくのが特徴です。すぐに数字に繋がらなくても、お互いがウィンウィンな関係を築けるように意識して業務を行っています。その結果として、KCのファンになってもらいたいというのが我々の願いです。

求める人物像について

EL

求める人物像について教えてください。

L. P様

好奇心を持って、自らが主体的にアクションを起こせる人に入ってきてほしいと思っています。またさまざまなバックボーンを持ったメンバーが集まっているので、それぞれのカルチャーを尊重してコミュニケーションが取れる人と一緒に仕事がしたいです。

M. T様

受身になりすぎず、プロアクティブに動ける人にジョインしていただけると部署内でのコミュニケーションがより活性化するのではないかと考えています。あとは色々なことに好奇心を持てる人に入ってきてほしいです。コンサルタント未経験者でも、新しいことに対して高い関心を持って取り組んでいってもらえれば嬉しいです。

またGTAという組織のケイパビリティを底上げすることはもちろんですが、新しい方に入っていただくことでケミストリーを起こしたいと考えています。さまざまな分野の知識や経験を持つメンバーが融合することで、GTAをより成長させていきたいです。また、英語に自信がなくても、英語を使った仕事にチャレンジしたいと思っている人にもジョインしていただきたいです。私自身がそうでしたが、海外経験がなくても努力と経験を重ねていけばグローバルの案件にも十分に対応することができます。英語を使った仕事がしたいと考えていても、なかなか機会に恵まれずにくすぶっている人も多いと思います。GTAでは、グローバルな案件に多く携わることができるので、ぜひチャレンジしてほしいです。

EL

今後のGTAの展望について教えてください。

L. P様

現在は日本と中国、韓国、インド出身のメンバーが中心ですが、他の国や地域出身の方にも入っていただき、今後さらに多様性のある組織になってほしいと考えています。

M. T様

今後の展望としては、Technology Transformation事業部内だけではなく、KCの他の部署が扱っているグローバルの案件もGTAで対応するということも検討しています。セクターを問わずに一元化することで、会社としてグローバル案件をより幅広く扱っていけるようになるのではないかと期待しています。

候補者の方へのメッセージ

EL

最後に、候補者へ一言お願いします。

L. P様

日本と海外の架け橋になりたいと思っている人は、ぜひ積極的に応募してきてください。一緒に働ける日を楽しみにしています。

M. T様

グローバルという言葉を恐れることなく、勇気を持って扉を開けてきてほしいと思っています。飛び込んでみれば、きっと着地点が見えてくるはずです。皆様からのご応募をお待ちしています。

企業プロフィール

Profile

KPMGコンサルティング株式会社

この企業の詳細情報
  • M. T 様

    ディレクター

    新卒で日系のコンサルティングファームに入社し、ビジネスプロセス変革を軸に、戦略/プロセス/ITコンサルタントとして幅広い業界の案件に従事。 その後、2013年にKPMGコンサルティングの前身であるKPMGマネジメントコンサルティングに入社。 現在は、Global Transformation Advisoryに所属し、グローバル/テクノロジーのアドバイザリーを体現すべく、経営/IT戦略、PMO、PMI等の案件に従事する傍ら、グローバルのフォーカスアカウントに対するKPMGジャパン横断のマネジメントにも参画。

  • L. P 様

    シニアコンサルタント

    日系SIerを経て2017年にKPMGコンサルティングに入社。前職では小売り業界のシステム開発・運用を経験。KPMGコンサルティングでは、保険・製造・出版など多業界のクライアントに対してのシステム構築支援に従事。

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