アルサーガパートナーズ株式会社|取締役・コンサルティング本部 本部長 渡邉様
Post Date:
2024-05-27 /
Category:
IT・デジタル, 日系,
アルサーガパートナーズ株式会社(以下、アルサーガパートナーズ)、取締役・コンサルティング本部 本部長 渡邉様にインタビューの機会を頂戴し、アルサーガパートナーズの魅力についてお話し頂きました。(※法人名、組織名、役職、インタビューの内容等は取材当時のものです。)
ご経歴、入社の決め手について
EL
渡邉様のご経歴をお伺いできますでしょうか。
渡邉様
新卒で日系の自動車部品メーカーに就職し、品質管理担当として新規製品の立ち上げから量産後のフォローなどを実施していました。その後、社内のコンサルティング部門に異動し、グローバルの品質保証体制のASIS/TOBEの定義、アジア拠点の原価低減、欧州の新拠点のスタートアッププロジェクトに従事しました。様々なグローバルプロジェクトを経験するなかで「なんとかする」という意味でManageする力は付きましたが、身一つで場当たり的に仕事を進めることが多かったため、よりプロフェッショナルな方々からフィードバックを得ながら仕事をしたい、且つ、ITの知見がないことで苦しむことが多かったため、ITが強い総合コンサルティングファームであるアクセンチュアに入社しました。
アクセンチュアでは、製造業、官公庁、小売、商社など、幅広い業界・業種に対して、企画・構想の検討から実行フェーズに至るまで、End to Endのコンサルティング支援を行いました。Subject Matter Expertとしてセールスに貢献するだけでなく、デリバリーの局面においてもプロジェクト全体を横断して品質管理を実施していました。その後、2022年にアルサーガパートナーズのコンサルティング本部を立ち上げ、現在に至ります。
EL
外資系総合ファームからアルサーガパートナーズへの入社に至った決め手を教えて下さい。
渡邉様
日本で強いコンサルティングファームを作りたいと考え、その環境として最も優位だと考えたからです。当時、自分で創業することも含めて20以上のオポチュニティを比較・検討しました。その結果、優良な資本構成、ほぼ全件プライムで契約しているというクライアントからの信頼、百戦錬磨の強いボードメンバー、コンサルティング事業をゼロから立ち上げるタイミングにその責任者としてオファーいただいているという点で他オポチュニティに対し、圧倒的に優位であったため、最終的には迷うことなく入社を決めました。
アルサーガパートナーズについて
EL
貴社のパーパスについて教えてください。
渡邉様
アルサーガパートナーズのコンサルティング事業のパーパスは「日本のコンサルティングサービスを世界に誇れる産業へ」というものです。昨今、日本ではアクセンチュアやBIG4をはじめとする外資系コンサルティングファームの勢力が拡大しています。おもてなしの国、日本。広義の意味でGDPの約7割がサービス産業であるこの国において、コンサルティングサービスを死守したい、強いコンサルティングサービスを提供できる日系ファームを作りたいという想いで事業を推進しています。
EL
貴社のコンサルティングの部門の特徴を教えてください。
渡邉様
DXに関わる企画・構想フェーズからシステム開発、保守・運用までの機能を有しており、一気通貫での支援が可能なだけでなく、逆に適材適所で小規模な支援もできる柔軟な提案ができる点が特徴です。新卒や業界未経験者の採用をしておらず、ダイレクトリクルーティングにより主に大手ファームでご活躍した人材をピンポイントでスカウトしているため小規模な案件でもバリューを発揮することができると考えています。
エージェントに頼らないリクルーティング体制の構築による採用費の圧倒的な削減効果をコンサルティングフィーに反映しており、正味に近い価格でサービス提供できています。その他、大手外資ファームのような本国へのロイヤリティがないこと、コンサルファームの競合と比較して相対的に賃料が低い渋谷にオフィスを構えていることも、リーズナブルな提案ができる理由です。
EL
どのような方が貴社にジョインしていますか。
渡邉様
主に大手ファームでご活躍していた経験者の方々にジョインしていただいています。アルサーガパートナーズには「高いパフォーマンスを発揮できる環境」があり、「強いビジネスパーソンになれる経験」が積めるという点が現役のコンサルタントの方々に刺さり、現時点オファーした方の約80%にご入社していただいており、事業立ち上げから1年半で70人を超える事業部に成長しました。入社した方々の全体の25%がシニアマネージャー以上の経験者で、且つ、上流から下流まで様々な工程のエキスパートが集結しているためどのフェーズにおいても品質の安定した提案、デリバリーができると考えています。
アルサーガパートナーズの魅力について
EL
貴社の魅力を教えてください。
渡邉様
先ほどお伝えした通り、アルサーガパートナーズには「高いパフォーマンスを発揮できる環境」があり、「強いビジネスパーソンになれる経験」が積める点です。
「高いパフォーマンスを発揮できる環境」には4つの要素があります。
1点目は“みんな良い人”で生産性の高い組織を作れているという点です。アルサーガパートナーズは「人をつくる」というミッションを大切にしており、「能力の高さだけでなく、一緒に働きたいと思える人」にオファーしています。変化の大きい時代だからこそ、 一つの考え方に固執せず臨機応変に対応できること、そして全体最適を考えつつ、仲間と相互成長できることが非常に重要だと考えています。
2点目は柔軟な働き方ができるという点です。大手コンサルティングファームに比べて単価や稼働率のターゲットが低いために柔軟な働き方を実現でき、パーシャルで携われるプロジェクトも多数つくることができています。それぞれの家庭や生活の状況、キャリアプランなどに応じて、翌月から稼働時間を調整できる柔軟性がある企業は非常に少ないので、その点も大きな魅力だと思いますね。
3つ目は快適なオフィス環境です。アルサーガパートナーズはオフィス環境にも強くこだわっています。東京本社は、都心でアクセスが良く人が集まりやすいが、比較的賃料の安い渋谷にオフィスを構えています。前オフィスの渋谷マークシティから駅のほぼ真上にできた山手線直結の複合施設である「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」に移転することでよりアクセスが良くなり、広さも移転前の約2倍の800坪にすることでさらに快適に働ける環境を作りました。福岡支社についても、天神ビッグバンのメインビルである天神駅直結の天神ビジネスセンターに開所しています。
4つ目はノンコア作業からの解放という点です。各Divisionに専属の秘書(Executive Assistant)を配置しており、受注申請や請求書発行、領収証精算などのノンコア作業を依頼することができます。そのため、コンサルタントは高難易度、高付加価値作業に専念できます。
EL
「強いビジネスパーソンになれる経験」についても詳しく教えてください。
渡邉様
こちらも4つの要素があります。
1点目は事業立ち上げで培ったアセットを活用できるという点です。アルサーガパートナーズにはベンチャー企業でこれだけ多くの仕事を獲得する方法や革新的な採用手法など、多くのアセットが蓄積されています。蓄積されたアセットベースでコンサルタント、ビジネスパーソンに必要なスキルをキャッチアップできます。
2点目は上場にチャレンジできる点です。「コンサルティング事業を立ち上げて上場にチャレンジした」というトラックレコードを獲得できることは、今後のキャリア形成においても非常に役立ちます。事業立ち上げや上場関連のアウトプットは可能な限り公開されており、毎月のタウンホールミーティングでアップデートが共有され、将来自らビジネスを創業する場合に必要な知見を得ることができます。
3点目は大手企業のCXOレイヤとの商談機会が多数ある点です。上流から下流まですべての工程を経験できることに加えて、大企業のCXOレイヤとの商談機会が多数あります。若手でも積極的に案件獲得業務に携わる機会があり、唯一無二の経験が積める環境だと考えています。
4点目は働きやすい環境のなかでも大手コンサルティングファームと比較して遜色ない給与レンジを実現できているという点です。加えて、成果を発揮できればすぐにプロモーション可能な評価方針を採用しています。
候補者の方へのメッセージ
EL
最後に、候補者へ一言お願いします。
渡邉様
アルサーガパートナーズに転職してきた方のほとんどが、最初にお話しした時点で転職意思が全くない状態でした。将来的にどのようなキャリアパスを描くか見えていないコンサルタントの方が多く、なんとなくの不安感を抱きながら働かれてる方が多いです。一度状況を伺い、現職に留まる方が良かったり、アルサーガパートナーズではなく他社の方がアスピレーションに合う場合は紹介させていただきます。現職にいながらコンサルタントとして活躍する方法などもお伝えできるので、ぜひ気軽に連絡してもらえると嬉しいです。
EL
本日は貴重なお話有難うございました。
企業プロフィール
Profile
アルサーガパートナーズ株式会社
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渡邉 純平 様
取締役・コンサルティング本部 本部長
自動車部品メーカーで国内外の大手クライアントの品質担当として新規製品の立上げから量産後の客先フォローをしつつ、海外プラントの立ち上げ等グローバルプロジェクトに従事。外資系総合ファーム転籍後は、製造業、官公庁、小売、商社等、幅広い業界・業種に対し、企画・構想検討だけでなく、実行フェーズまでE2Eでのコンサルティング支援を実施。社内研修のファカルティや採用活動も積極的に行った。日本で強いファームをつくりたいという想いで2022年にアルサーガに転籍。事業部長としてコンサルティング事業を立ち上げ、1年半で70人以上の事業部を作る。2023年に取締役に就任。