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企業インタビュー 詳細

Special Interview

PwCコンサルティング合同会社|TMTユニット Entertainment&Mediaセクター|宮澤様、田島様、豊田様、舩越様 ~変革をリードする“エンタメ・メディア業界の未来共創パートナー”~

Post Date2025-01-14 /
CategoryIT・デジタル, 外資系,

本日はPwCコンサルティング合同会社TMTユニット Entertainment&Mediaセクターの宮澤様、田島様、豊田様、舩越様にインタビューの機会を頂戴し、プロジェクト事例や研修制度、活躍している人の特徴等についてお話しいただきました。(※法人名、組織名、役職、インタビューの内容等は取材当時のものです。)

ご経歴について

EL

ご経歴をお伺いできますでしょうか。

宮澤様

私は新卒からコンサルタントをしており、最初の10年ほどはSAPを基にしたコンサルティングを行っていました。その後、業務改革や組織改革を専門とするコンサルティングファームに移り、5年ほど経験を積みました。PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)では製造業、商社、小売業など幅広い業種に携わり、現在はテレビ局、新聞社、広告代理店などメディア領域の担当パートナーを務めています。

田島様

新卒で外資系のITベンダーに入社し、そこでコンサルタントとして勤務していました。その後、事業会社側からビジネスを推進する経験を積みたいと考え、アニメ製作会社に転職しました。そこで日本のアニメのポテンシャルを再認識し、それをより広げていきたいと思い、業界全体に影響力を発揮できるPwCコンサルティングに転職しました。現在はマネージャーとして、コンテンツに関わるプロジェクトのデリバリーを担当しています。

舩越様

私は新卒で日系のゲームメーカーに入社し、主にアジアを中心としたコンテンツの海外展開やライセンスの販売管理を担当していました。業務として海外のゲームイベントに何度か行ったことがあるのですが、そこで日本のコンテンツの素晴らしさを再認識し、エンタメ業界全体を盛り上げる仕事がしたいと考えるようになりました。そこで、業界全体にアプローチできるコンサルティングファームを探し、7年ほど前にPwCコンサルティングに入社しました。

豊田様

新卒でSIerに入社し、5年ほどシステム導入や保守を経験しました。その後、より上流の仕事がしたいと考え、外資系コンサルティングファームで3年ほど会計領域のSAP導入支援を行っていました。経営管理に関わる仕事をするなかで、経営者や上層部の方とやりとりするような仕事がしたいと思い、PwCコンサルティングに転職し、現在はマネージャーとして、テクノロジー業界のお客様にSAPを導入するプロジェクトを担当しています。

EL

PwCコンサルティングを選んだ理由を教えてください。

田島様

実は前職でPwCコンサルティングの作成した資料を目にする機会があり、その担当者が現場のことをよく理解した上で資料を作成していることに感銘を受けたことがありました。それをきっかけにPwCに興味を持ったのですが、さらに前職での業務においてPwCが出している市場調査データが非常に役立っていたこともあり、この会社はエンタメ業界に対して深い知見を持っていると感じていました。これらの理由からPwCコンサルティングに入社すれば、日本のコンテンツの価値をさらに高め、グローバルに展開していくための支援ができると確信し、転職を決意しました。

舩越様

PwCコンサルティングが当時エンタメ業界へのコンサルティングに力を入れていたのが選んだ理由です。当時はエンタメ業界に注力しているコンサルティングファームはそこまで多くなかったと記憶しています。また、面接時の雰囲気が良く、自分が何をやりたいのかをしっかり聞いてもらえたことも決め手になりました。業界全体のトレンドをしっかりと捉え、クライアントに対して新しい価値を提供していきたいと考え転職を決めました。

豊田様

上層部、特にパートナーの方々とのコミュニケーションが活発に行われていることを知り、それが決め手になりました。そのような環境であれば、自分が通常では経験できないようなチャレンジングな業務に携われる機会が得られるのではないかと考えました。また、多くの専門家とコラボレーションする風土のあるPwCで経験を積むことで大きなスキルアップが実現できると感じ転職しました。

TMTセクターについて

EL

TMTセクターについて教えてください。

宮澤様

TMTセクターのお話をする前に、その前提としてPwCコンサルティングについてお話させてください。当社はクライアントがビジネスを推進するうえでの良き戦略的パートナーでありたいと考え、クライアントやその業界、社会が求める本質的な課題を解決するために、戦略から実行まで一気通貫でサポートしています。

その中で、TMTセクターはハイテクやメディア、テレコムという従来の事業の延長線上では将来の見通しが厳しい業界を相手にしています。私たちはクライアントの変革を支え、彼らが目指す方向性や貢献すべき社会課題を共に考え、そこに近づいていくための支援をしています。

現在は約400人のメンバーが在籍しており、この6、7年で組織としては倍以上に急成長しています。また、TMTセクターの受注案件数も伸びており、市場からの期待もどんどん高まっているのを感じています。

EL

TMTセクターにはどのような特徴がありますか?

宮澤様

TMTセクターの最も大きな特徴は、多様性を重視していることです。「業界のことをしっかりと知っている」、「業界に対して愛着を持っている」、「業界の未来に対して野心を持っている」、といったメンバーににジョインしてもらっています。従来型のコンサルティングサービスを提供するだけでなく、業界出身者やさまざまな専門性を持った人材が集まってさまざまな価値提供を行っています。

また、私たちの特徴としては、大規模なSIやBPOを主目的とせず、クライアントの本質的な課題解決に焦点を当てています。例えば、ERPの導入だけでは効果が限定的であることを認識し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じた事業変革、事業創造、業務改革に力を入れています。

さらに、当社は「Future Design Lab」を設立し、未来を予見し、そこから業界やクライアントがどのような道を歩むべきかを一緒に考えるという取り組みを行っています。このように、単なる現状分析だけでなく、未来から逆算して戦略を立てる点も私たちの強みです。

TMTセクターは特長を活かし急成長を遂げ、クライアントから高い評価を得ています。例えば、大手IT企業のDX変革における支援や、放送局のインターネット配信への移行支援など、業界の大きな変革の最前線で支援を行っています。

プロジェクト事例/業界のトレンドについて

EL

具体的なプロジェクト事例や業界のトレンドを教えてください。

田島様

直近では、日本のコンテンツの海外展開を前提とした戦略策定やマーケットリサーチのプロジェクトに携わっています。具体的には、有望な市場の特定、各地域で人気のあるアニメの傾向、派生商品の可能性、効果的なマーケティング手法などを調査しています。さらに、現地の流通構造や主要プレーヤー等についても深掘りし、戦略をより具体化していきます。

日本のアニメは確かに強力なコンテンツですが、市場によって状況は大きく異なります。例えば、北米や欧州などの先進国では、インフラも整っており、既存のチャネルを通じて展開することができます。その一方で、東南アジアなどの新興市場では、大きな可能性がある反面、現地の配信サービスや事業者などの詳しい情報がない場合も多いのです。
私たちは、そのような未開拓の市場に関する詳細な調査を行い、クライアントに最適と考えられる選択肢を提案しています。

また、こうした海外展開戦略はクライアントの中長期的な成長に大きく関わっており、私たちは、潜在的な可能性にも目を向けた支援で、クライアントのさらなる飛躍をサポートしています。

舩越様

私はコンテンツに係るデータの利活用に関するプロジェクトに携わった経験があります。
業界内でデータの重要性は認識されているものの、クリエイティブなシーンから流通、販促活動など一連のバリューチェーンにおいて、データが貢献できる余地はまだあります。例えば、同一のIPであっても、ゲームやDVDなど異なる展開形態や、担当する部署、システムによってデータが分散しているケースも多いため、情報の一元化を起点とし、集約されたデータを活用して、コンテンツの開発から販売、流通に至るまでの効率化を図るようなアプローチも提案できます。

現在の業界トレンドとしては、作成したコンテンツを資産として、コンテンツのライフサイクルを長期化する動きも見られます。例えば、1つのコンテンツをゲーム化するだけでなく、アニメ化や海外展開など、さまざまな形で2次利用することでコンテンツの寿命を延ばし、長期的な収益を確保する取り組みや、過去のIPを再発掘し、ユーザーの現在の趣味嗜好やライフスタイルに合わせて再提供する取り組みなどです。

私たちは、散在しているデータを集約し、それを基にしてより効果的なコンテンツ開発や海外展開の戦略に役立てる支援を通じ、業界全体のサステナビリティとロングライフなコンテンツ作りへの貢献を目指しています。

研修制度について

EL

研修制度について教えてください。

豊田様

私はTMTチーム内での研修設計の担当をしており、コンサル未経験の方にフォーカスを当てた研修を設計しました。具体的には、現場で困っている人たちにヒアリングを行い、ロジカルシンキングやスライドライティングなどの基本的なスキルに焦点を当てた研修を準備しました。

加えて、コンサルタントに必要なマインドセットを身につけてもらう研修も設計しました。実際に自己分析を行ってもらい、上司からの評価とのギャップを洗い出し、本人が自覚していないマインドセットを明らかにする取り組みを行っています。

EL

その他には、貴社にはどのような制度がありますか?

豊田様

当社にはコーチング制度というものがあります。入社してすぐにコーチが紹介され、困っていることや希望するプロジェクトについて気軽に相談できます。過去の経験を活かせるプロジェクトや役職を提案してもらえるので、スムーズに業務にコミットできるようになっています。

また、コーチングツリーという仕組みがあり、自分のコーチ、さらにコーチのコーチというような階層に形成されています。この単位で集まって情報交換をしたり、ネットワーキングの機会を設けたりしています。これにより、中途で入社したメンバーも会社に馴染みやすい環境となっています。

その他には定期的なチームミーティングもあり、1〜2ヶ月に1回ほど開催されます。そのチームミーティングにはパートナーも参加し、直接パートナーとのコミュニケーションを取ることが可能です。最近では対面でのミーティングも増えてきており、より密なコミュニケーションが取れるようになっています。

活躍している人の特徴/求める人物像について

EL

貴社で活躍されている方の特徴を教えてください。

宮澤様

業界に対して愛着があり、課題認識を持っているメンバーが多いです。また多様性を活かすために、さまざまな人とコラボレーションできる協調性も重要です。さらに自己成長へのコミットメントも重要で、常に進化を求められる環境なので、自ら成長していこうとするマインドを持っているメンバーは活躍している方が多いと感じています。

舩越様

当社で活躍している方は、コンフォートゾーンから踏み出す勇気を持っています。自己成長に強くコミットし、クライアントに高い価値を提供しようとする責任感があるメンバーが多いですね。また、新しい領域に積極的に挑戦する姿勢と、常にアンテナを張ってクライアントのニーズを先取りする能力も重要だと考えています。

EL

貴社が求める人物像を教えてください。

宮澤様

私たちが特に求めているのは、業界課題に対して強いコミットメントを持つことができるエキスパート人材です。また、事業会社で経営企画や事業企画の経験を持っている方も歓迎しています。現在の環境では十分に力を発揮できていないと感じている方、より広い視野で課題解決に取り組みたいと考えている方に、マネージャーやシニアアソシエイトとして当社で活躍していただきたいと考えています。

舩越様

業界全体に広くアンテナを張り、常に新しい動向を捉えられる方を求めています。また、コンサルタント出身者と事業会社出身者が協力することで、異なる視点から業界の課題を捉えた革新的な解決策を生み出すことができます。ぜひ、そのような働き方に関心がある人にジョインしてほしいです。

豊田様

成長意欲があって素直な人です。自分が犯した過ちやミスを認め、自己成長できる機会を探せる人が望ましいと考えています。また客観的に自己分析ができ、自分を見つめ直すことができる人材にジョインしてほしいですね。

今後の展望について/候補者へのメッセージ

EL

今後の展望について教えてください。

宮澤様

私たちが特に注力しているのは、業界の課題に対してコミットし、クライアントと共に解決策を見いだすことです。単に提示された課題に対応するだけでなく、私たち自身が業界の課題を見いだし、それを積極的に外部に発信していくことを目指しています。

この発信は、業界問わず官公庁や業界団体に対しても行っていきます。私たちの考えに共感してくれる人を増やし、クライアントだけでなく業界全体の課題解決に取り組んでいきたいと考えています。このような取り組みを通じて、TMTセクターはクライアントの戦略的パートナーとしての地位を確立し、業界全体の変革と成長に貢献していくことを目指しています。

田島様

コンテンツの海外展開と並行して、今後はクリエイターへの還元スキームの改善にも取り組んでいきたいと考えています。コンテンツ業界の労働環境は現在改善されつつあるものの、まだ多くの課題が残っています。そこで、クリエイターが気持ちよく働ける環境づくりが求められています。

これは単に労働環境の改善だけでなく、適切な報酬体系の構築や創造性を育む職場文化の醸成など、多岐にわたる取り組みが必要です。この課題に取り組むことで、業界全体の持続可能性を高め、より魅力的なコンテンツを生み出す基盤を作りたいと考えています。

EL

最後に候補者の方へのメッセージをお願いします。

宮澤様

PwCコンサルティングは常に変化し続けている組織ですので、どんな人でも活躍できる可能性があると考えています。転職に対して不安を感じている人は多いかもしれませんが、当社ではカジュアルにお互いを知る機会を積極的に設けていますので、興味がある方はぜひお声がけください。

田島様

エンタメ業界は独特で、クリエイティブな感覚と論理的思考の両方が求められます。また、TMTセクターはアートとサイエンスのバランスを取れる柔軟な発想ができる方が活躍できる環境ですので、そのような環境を楽しめる方をお待ちしております。

舩越様

チャレンジ精神旺盛な方に来ていただきたいと思います。転職を考えることも大きなチャレンジだと思いますが、コンフォートゾーンから出られるような勇気を持った方であれば、当社で活躍できると思います。皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

EL

本日は貴重なお話有難うございました。

企業プロフィール

Profile

PwCコンサルティング合同会社

この企業の詳細情報
  • 宮澤 則文 様

    執行役員 パートナー

    Entertainment & Mediaセクターのメディア・広告業界担当パートナーを務める。 事業戦略策定、業務・組織改革領域を強みとし、メディア企業、製造業、流通業など幅広い業種における変革を経験。広告代理店やコンテンツ制作・販売企業における経営戦略の策定、DX推進、業務改革、働き方改革、AIを活用したコンテンツ評価の仕組み構築など、メディア業界の変革幅広く支援。

  • 田島 秀平 様

    マネージャー

    外資系のITベンダ勤務の後、国内大手のアニメーション製作会社に移り、経営戦略担当としてグループ全体の成長戦略や資本政策などを担当。その後PwCコンサルティングに転職し、エンターテインメント領域におけるコンサルティングに従事。

  • 豊田 大貴 様

    マネージャー

    SIer、外資系コンサルティングファームを経て、2018年にPwCコンサルティングに入社。テクノロジー業界のクライアントに対してERP導入における業務改革、チェンジマネジメントに係る支援を提供。

  • 舩越 結 様

    マネージャー

    国内ゲームメーカーでのゲーム運営やIPライセンスアウト事業経験を経て、現職。IPコンテンツ領域を中心に、業務標準化やシステム導入支援、データ管理や著作権・印税などの知財マネジメントコンサルティングに従事。

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