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企業インタビュー 詳細

Special Interview

アビームコンサルティング|デジタルテクノロジービジネスユニットIT Managementセクター|藤井様、三上様、村田様 <後編>

Post Date2024-12-23 /
CategoryIT・デジタル, 日系, 女性,

アビームコンサルティング株式会社 デジタルテクノロジービジネスユニットIT Managementセクター マネージャー 藤井 彰洋 様、マネージャー 三上 滋 様、シニアコンサルタント 村田 圭 様に<後編>働く環境とアビームで描けるキャリアの魅力についてお話しいただきました。

アビームの成長環境について

EL

転職後、ご自身が成長できたなと思うポイントについて教えてください。

三上様

1つは、コンサルタントとしてのプライド・責任感を前提に、クライアントの立場に立って物事を考え、プロジェクトワークするという意識が身に付いたことです。事業会社の頃は自社プロジェクトでしたので、振り返ってみると、少し自社の都合を押し過ぎてしまった場面もあったかなと感じます。コンサルタントになり、クライアントのありたい姿に近づくためのプロジェクトを支援する立場になったことで、俯瞰してクライアントにとって何が大事なのかを常に考えるスキルが身に付きました。

もう1つは、性格も考え方も一人ひとり異なるプロジェクトメンバーに対して、成長していくための道筋や、ありたい姿に近づくためのアドバイスを以前より手ごたえを感じながら行えるようになったことです。

EL

事業会社では自社に向いていた視点が、クライアントワークに変わったことで意識変化があった点と、どのようにキャッチアップされて来られたかを教えてください。

三上様

先程も少しお話しましたが、意識変化としては、コンサルタントとしてのパフォーマンスを意識しつつも、支援をしているという感覚から一歩踏み込み、クライアントの会社の一員になった意識でプロジェクトに従事しています。どのようにキャッチアップしていったかという点においては、現場に行くとシニアマネージャーなど上位職位の者もいるので、そういった社員と話をする中で、経験豊富なコンサルタントならではの考え方や、ここはもう少し自分自身で考え抜かないといけないなという気付きを得ていました。今振り返ると事業会社にいたときは「考え抜く」ということが足りていなかったと感じます。コンサルタントになって、幸い優秀な上司と巡り合うことができたので、そこに気付かされて、成長できたと思っています。

EL

事業会社にいたからこそ、クライアント側の立場が分かる部分もあるのでしょうか。

三上様

はい。事業会社にいた時に、コンサルタントに支援していただいたこともありましたので、事業会社の視点で、どのようなことをコンサルタントに求めているかを想像し、先回りして行動することはよくあります。想像力をフルに発揮して、ちょっと前のめりになるぐらいで動くということを意識しています。

EL

入社後の成長について、藤井様、村田様からも教えてください。

藤井様

前職でもコンサルをやっていましたが、アビームに入社したことで、自分が今までやってきたことに対し、「できていること/できていないこと」を見つめ直す機会になったと感じています。これは、研修がきちんと体系化されているからこそだと思っています。アビームへ入社するまでは、コンサル業界はどうしても職人芸というところがあって、スキルなどを体系化するのは難しいだろうと思っていました。しかし、アビームは私が想像していた以上に、研修が体系化されていて驚きました。

また、前職では結果だけを見ていた部分もありましたが、何を、どのように、どのタイミングで伝えるかなど、仕事のプロセスにも着目し、それらを今まで以上に見直しました。その中で、今まで雑にやっていた部分に対し、ここを少し改善すればよりスムーズに物事が伝わるなどと再考するきっかけになりました。そこが一番、転職してから成長したことだと思っています。

EL

体系化された研修制度について、具体的にどこに驚きがあったのでしょうか。

藤井様

例えばドキュメンテーション、ファシリテーション、プレゼンテーション、ロジカルシンキングなどのようなコンサルスキルは体系化が難しい分野だと思いますが、それぞれ体系化されていて、研修資料もあります。また、それらのスキルに対する評価基準も、職位ごとの基準が明確に定義されている点があるからこそ、自分が「できていること/できていないこと」をより言語化できるようになりました。

EL

入社後の成長について、村田様はいかがでしょうか。

村田様

クライアントに何が求められているのか、そしてあるべき姿とは何なのかを、より深く考えるようになりました。ただ知識を持っているだけではなく、それをどのように伝えて、どのように進めていくか。ドキュメントで示すのかプレゼンテーションで共有するのかファシリテーションで引き出すのか。これらを全部考慮し、最適な方法を選んだ上で、クライアントに対峙できるようになったと思っています。こうした視点は入社前には持ち合わせていなかったので、アビームでの経験を通じて得られた成長のひとつだと思っています。

自分らしくキャリアや成長をサポートする仕組み、制度について

EL

社員のキャリアや成長をサポートする仕組み、制度はございますか。

三上様

アビーム全社として、カウンセラー制度というものがあり、カウンセラーが各社員に1対1でつきます。ですので、キャリアや仕事の進め方などで相談があるときは、その方に相談をします。

村田様

私はプロジェクトの上司に、「ここが自分の強化ポイントなので、多めにフィードバックしてほしい」と伝えています。また、自分が伸ばしたいスキルをカウンセラーに相談したところ「社内研修にサポーターとして参画してみたらどう?」と提案をいただきました。現在は月1回程度、研修サポーターとして参加し、受講者への講義やフィードバックを実施することで、自分自身も一緒に成長できています。

藤井様

私も研修サポーター制度を利用しています。良いところが2つあり、1つは自分が教えることで、自分自身のスキルの磨き上げになるとことです。2つ目は、中途採用で新しくジョインしたメンバーが今、どういう悩みや不安を持っているかを事前に知ることができることです。2つ目については、受け入れるときなどに役に立つと思っています。

EL

お話いただいたカウンセラー制度や研修サポート制度の他に、活用している制度や研修はございますか。

村田様

Digital Technology BUが運営している「Digital Tech University」というオンライントレーニングがあります。週に2回程度、お昼時間や業務時間外に、社員が講師になって自身の経験やスキルを共有します。私はドキュメンテーションのトレーニングを活用させていただきました。自身が得た成功体験やコンサルとしての知識、IT技術の知見などを、積極的に周囲にシェアしたり教えたりするというカルチャーが部門内にあり、活発に行われています。

EL

プロジェクトアサインの場面におけるエピソードがあれば教えてください。

村田様

私が最初にアサインされたプロジェクトは人事等級制度を作るプロジェクトでした。このプロジェクトで得た経験や知識を次のプロジェクトでも活かしたいと思い、人材像のスキル定義を行うプロジェクトにアサインいただきました。さらに組織がどう動いているのかを深く理解したいと考え、現在は組織改革に関するプロジェクトに参画しています。これまでの経験や、これから得たい知見やスキルを踏まえた上で、プロジェクトのアサインを考慮していただいていると感じています。

三上様

私は立場上、メンバーをアサインする立場です。メンバーへは、前向きにチャレンジし続けること、そして様々なことを吸収する姿勢を持つことを大切にしてほしいと伝えています。難易度の高いチャレンジをすれば失敗はつきものですが、その失敗から学び、どのように次に活かすかが重要です。そういったプロセスを大切にして、前向きに自走して改善を継続する姿勢を持つことが大事だと考えています。また、メンバー個人が希望するキャリア・志向について、話を引き出し真摯に聞くことは、やる気を持って仕事に携わってもら上で、重要なポイントだと思っています。自分で考え試行錯誤し、ありたい姿に近づける努力が継続できるよう、サポートすることを心掛けています。

EL

次に、オフィス出社/リモートワークなどの働き方についてエピソード含めて教えて下さい。

三上様

前提としてプロジェクト次第ではありますが、アビームはワークライフバランスを取りやすい会社だと思っています。リモートワークの環境も整っていますし、休暇制度も整っています。一人ひとりの事情を理解・尊重し、必要なときは休暇を取ることを周りが快く認め、サポートをすることが当たり前になっています。私の周りでもお子さんがいながら活躍している社員が沢山います。

藤井様

現在、私が入っているプロジェクトも、リモートワークを活用しながら働いています。一方で、対面でコミュニケーションを取った方が良い局面はもちろんありますので、プロジェクトメンバーやクライアントとも相談しながら、打ち合わせは対面で実施し、作業に集中したいときはリモートにするなど、メリハリをつけながら、プロジェクトワークをしています。

村田様

私は今まで、上司と私の2人で進めるプロジェクトが多く、上司の関与率は20~30%程度だったので、ほぼ自分の裁量で働けており、ワークライフバランスは保てています。ただ、プロジェクトの終盤や翌日の役員報告までに対応しなければいけないときなど、稼働が上がる場合もあります。その場合は、別の日に早めに上がるなど、調整しながら働けています。

今後描くキャリアについて

EL

今後のキャリアイメージについて教えてください。

三上様

入社した時のプロジェクトマネジメントをもっと上手くなりたい、極めたいという思いは変わっていません。現在は金融業界のプロジェクトに従事していますが、将来的には業界問わず、クライアントと一期一会の機会を大切にして、クライアントのありたい姿の実現にむけて共に挑戦・支援・伴走するコンサルタントになりたいと思っています。

藤井様

短期的には、現在担当している政府系金融機関のプロジェクトが、今後、多くの開発案件を抱える難しい局面に入っていくので、そこを乗り切っていきたいと思っています。中長期的には、金融業界やプロジェクトマネジメントという枠に捉われず、前職と同様に、他業界や、IT戦略、構想策定にも携わっていきたいです。

村田様

今日ちょうど、「女性のためのSC(シニアコンサルタント)座談会」というイベントがあり、キャリアについて相談してきました。現在、私はシニアコンサルタントのため、まずはマネージャー昇格を目指しています。この座談会では、産休、育休を経験した女性マネージャーと、産休、育休明けの女性シニアコンサルタントの3人で、約30分間ざっくばらんに会話をしました。そこで、私が今後通るかもしれないキャリアの道筋において、どんな悩みが生じるのか、それをどう解決をしているのか、会社がどのようにサポートしてくれるのかなど具体的な事例を伺うことができました。また、プロジェクトでの相談方法や働き方についてもお伺いして、とても参考になりました。

私の現状についても率直にお話し、マネージャーを目指すために何を意識すべきなのか、どのように行動すべきかについてもアドバイスいただけたことは大きな収穫でした。将来的には、現在関わっている組織、人材のテーマを深めつつ、自分のライフプランを踏まえながらキャリアを検討していきたいと思っています。

候補者へのメッセージ

EL

最後に。候補者向けに一言、代表して村田様メッセージをお願いします。

村田様

チームとしての総合力で、クライアントにより大きな価値を提供しようという思いが一番強いのがアビームだと思っています。現場に出て、大きなプロジェクトになると、多くのコンサル会社の方とご一緒することも多いのですが、そこは会社として自負できる点だと思います。また、アビームは全体的に面倒見が良く、協力的な人が多いというカルチャーに加えて、制度を含めたサポートも手厚いので、コンサル未経験でも、相談しながら成長していける環境だと思っています。成長しながら、クライアントの描いている将来像を全力で考えて、やり抜いて、クライアントと共に成長していきたいという方は、アビームで一緒に働けたらと思っています。

EL

本日は貴重なお話をありがとうございました。

本インタビュー記事の前編はこちら

企業プロフィール

Profile

アビームコンサルティング株式会社

この企業の詳細情報
  • 三上 滋 様

    マネージャー

    新卒でクレジットカード会社に入社後、システム部門、業務部門、営業部門、関連会社出向などを経たのち、国際部門で海外プロジェクトを複数経験後、2021年にアビームに転職。転職後は、主に金融業界のクライアントプロジェクト支援に携わり、メガバンクの基幹システム更改プロジェクト、ISO対応プロジェクトなどに従事。

  • 藤井 彰洋 様

    マネージャー

    新卒で金融系シンクタンクに入社後、システム開発部門にてメガバンクのシステム開発を推進。その後、コンサルティング部門に異動し、中央省庁や民間企業を対象としたIT構想策定・PMO支援等のITコンサルティングに従事。2023年にアビームにキャリア入社し、政府系金融機関にてIT部門のPMO支援に従事。主に会計システム領域のIT企画・開発・運用保守業務をリード。

  • 村田 圭 様

    シニアコンサルタント

    新卒で日系メーカーへ入社し、数年システムエンジニアとして主に製造業・建設業向けのシステム導入の要件定義~保守運用を経験しました。その後開発部門で自社SWの開発企画に携わる。2023年4月にアビームへキャリア入社し、組織・人材育成を中心としたPJを経験。

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