新規事業開発を専門としたコンサルティングを極めるため、他ファームへの転職
Profile
H.H 様 ()
Before | 大手総合系コンサルティングファーム 新規事業開発 |
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After | 新規事業特化型コンサルティングファーム |
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前職はどんなお仕事をされていましたか?
大手総合系コンサルティングファームにて新規事業開発をテーマとしたコンサルティングプロジェクトに従事していました。具体的に関わったテーマは、クライアントの「新規事業の事業性評価」・「市場参入可能性の検証」・「新規事業の選定基準の策定」・「新製品の用途探索」・「新規事業の企画立案支援」・「新規事業計画書の作成」等です。
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ご転職のきっかけについて教えてください
入社当初は新規事業開発に強いコンサルファームという印象だったのですが、時を経るにつれてITコンサル案件や業務支援・PMO案件が増え、会社としてそちらにシフトするようになりました。そのあおりもあり、額の大きくアサイン期間も長いIT系のプロジェクトや業務支援・PMO案件へのアサインが推奨されるようになり、実際に上長から「新規事業PJTはアサインできなくなる」と言われました。
そこで、このままでは新規事業開発を専門としたコンサルティングを極められないと考え、転職活動を開始しました。 -
エージェントは何社位活用されましたか?(面談だけの会社も含む)
コンサルティングファームに特化したエージェント様10社くらいと面談しました。自身の年齢が30歳で既婚ということもあり、最新の注意を払った意思決定でなければならないと考えた為、情報収集を含め多くの方と面談させて頂きました。
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その中で当社をご活用頂いたのはなぜですか?(忌憚ない処を仰って下さい)
私自身が既に明確な転職ビジョンを持っていた為、その実現に最も良いアドバイスを頂ける方を第一に考え、選ばせて頂いておりました。
その中で特に、エグゼクティブリンクのご担当の方がご紹介頂ける求人も含め、最も相性が良い方だと感じた為、全面的にお願いしました。 -
実際にサービスを受けてみてどうでしたか?選考プロセスの中で役立った点がございましたら記載願います。
とても良いサービスだったと思います。これまで多くのキャリアコンサルタント/エージェントの方と面談してきましたが、コンサル領域特化の方は概ね「偉そう/上から」の方が多いのですが、進藤様は同じ目線に立って私のキャリアを考えてくださいました。
私が些細な点で悩んだ時も、迅速かつ丁寧にご対応をして下さったので安心して悩みや迷いを打ち明けることができた為、一つ一つを丁寧に思考できたと思います。 -
転職活動時の自身の進め方で、今後の方の参考という点で良かったと感じたところはありますか?
2点あります。
1点目は、「自分の目標(TOBE)を持つこと」です。
コンサルタントを目指す方の多くが次のキャリアが最終ゴールではないと思いますが、「キャリアに一貫性」が無いとある意味「無駄なキャリア・無駄な転職活動」になる危険性があります。
だからこそ、ゴールから逆算した時に今の自分(ASIS)に足りない要素(GAP)を埋める仕事をすることで、ゴールに近づける仕事か否かという軸を持つことが重要だと考えます。そうならない為にも目標(TOBE)を持つことが重要だと考えます。
TOBEは、具体的な「○○をしたい」というTODO型ではなくとも、「○○な状態になっていたい」というBing型でも良いので、先ずは自分の言葉で言語化/定義するくらいでよいかと思います。
2点目は、「自分の判断軸・判断基準を明確に定義すること」です。
転職活動をすると「どの求人も魅力的だな」と思う一方で「どの求人が最高か選べない」といった思考に陥ってしまいます。その時に自分の思考の支えになるのが判断軸・判断基準です。
私の場合は、What(何をするか)・Who(上司や同僚は魅力的か)・How(働き方に自由度はあるか)・How much(給料や待遇はどうか)の4つの判断軸を設けました。
更に判断基準を上中下の3段階に定義し無数に届く求人を取捨選択していました。 -
転職活動時に感じた不便さや困難さは何ですか?
「他ファームに行くリスクを冒すよりも、現職のコンサルティングファームに居続けた方が得策ではないか」という悩みや迷いは常に心にありました。その「不安要素」が転職活動への積極性を描く場面がいくつかあったと思います。
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またそれをどう乗り越えましたか?
自分の目標(TOBE)を心の支えとして、「その実現に向けた前向きな活動である」と常に自分に言い聞かせることで、乗り越えていたと記憶しています。
かっこよく言えば、「自分の信念を曲げない」ことで乗り越えられたと思います。 -
今後、コンサルタントを目指して転職される方へ一言
「何かを選ぶということは、何かを捨てること」だと思います。自分にとって最適な意思決定を下させるよう、悩みや迷いに対して自問自答を繰り返し思考力を鍛えてほしいと思います。その経験が、必ずコンサルタントとして成長する礎となります。
また、「コンサルタントは黒子」であるという覚悟は重要だと思います。コンサルタントが黒子である以上、華やかな世界ではないことだけは確かです。その中で自身の思考力と経験だけを頼りにクライアントに御膳立てをし続けることでようやく評価され始める仕事です。その対価として圧倒的な成長を実現できるのもコンサルタントならではです。
私も偉そうに言える立場ではありませんが、是非これからコンサルタントを目指す方には参考にしてほしいです。皆様、頑張ってください!